ユーザーの検索意図を理解するメリットとは?【検索意図からコンテンツを作る方法】

2021年7月23日

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検索意図(検索インテント)とは、「ユーザーがそのキーワードで検索した動機(目的)」のことです。

「なぜそのキーワードで検索したか」が分かれば、それに対するページを用意することでユーザーのページに対する満足度を高めることができます。

以下から検索意図を理解してコンテンツを作成するメリットや方法を紹介します。

検索意図を理解するメリットとは?

ユーザーの検索意図を理解して、それに対応するページを作ってユーザー満足度を高めることができれば、検索上位にランキングされやすくなります。

検索上位を目指す理由は、検索結果1位と10位ではアクセス数が大きく異なるからです。

「seoClarity」が2021年に行ったGoogle検索結果のクリック率では、検索1位なら100回に約14回はクリックされますが、10位になると1回くらいしかクリックされません。

※日本のクリック率は一番右側。

【seoClarity】グーグルの検索結果ページにおけるCTR(クリック率)

2021 CTR Research Study

表から分かる通り、検索1位をとればサイトへのアクセスを増やすことができ、商品やサービスの購入を増やすことができます。

そのためには、ユーザーの検索意図を理解したコンテンツ作りが必要になります。

検索意図の4つのクエリタイプ

Googleはユーザーの検索意図には、大きく4つのクエリタイプがあると述べています。

4つのクエリタイプ

  • Knowクエリ
  • Goクエリ
  • Doクエリ
  • Buyクエリ

クエリとは「問い合わせる」という意味をもつ英単語ですが、「キーワードを使って検索すること」を指しています。

Knowクエリ

Knowクエリとは「何かについて知りたい」という検索意図があるもの。

Knowクエリで使われるキーワードサンプル

「マリオ 攻略」
「肌荒れ 原因」
「検索意図とは?」

「〇〇 とは」というキーワードがよく使われます。

Goクエリ

Goクエリは「行きたい、見たい」という検索意図があるもの。

Goクエリで使われるキーワードサンプル

「動物園 東京」
「近くのコンビニ」
「ユニクロ 公式サイト」

行きたい場所や見たいものなどがよく使われるキーワードです。

Doクエリ

Doクエリは「何かをやりたい」という検索意図があるもの。

Doクエリで使われるキーワードサンプル

「ゲーム ダウンロード」
「仮想通貨取引所 登録」
「アフィリエイト やり方」

「〇〇 登録」や「〇〇 使い方」などがキーワードとしてよく使われます。

Buyクエリ

Buyクエリは「Doクエリの中でも買いたい」という検索意図があるもの。

Buyクエリで使われるキーワードサンプル

「化粧品 レビュー」
「テント 口コミ」
「餃子 通販」

「〇〇 レビュー」や「〇〇 口コミ」などがよく使われるキーワードです。

コンバージョンに効果のあるクエリタイプは?

4つのクエリタイプ(Know・Go・Do・Buy)のうち、購入や登録(コンバージョン)などにつながりやすいクエリは「Doクエリ」と「Buyクエリ」です。

DoクエリとBuyクエリのキーワードを使って、ユーザーのニーズを満たすことができればコンバージョンも上がります。

ただし、これらのキーワードは、競合サイトも使うので競争率が高く、上位表示も難しくなってきます。

そのため、Knowクエリを使って商品やサービスのベネフィットを伝えてから、DoクエリやBuyクエリを使ったページに遷移させるのがセオリーになっています。

ユーザーの心理的なハードルをさげてから購入や登録に誘導するということです。

メモ

Knowクエリだけでコンテンツを作っても、知ることで目的を達成したユーザーはページやサイトから離脱してしまいます。
コンバージョンを上げるなら、Doクエリ・Buyクエリと組み合わせて使う必要があります。

ユーザーの検索意図からコンテンツを作る方法

疑問

ユーザーの検索意図からコンテンツを作るにはどうすればいい?検索意図を知る方法は?

ユーザーの検索意図は下記のステップで確認できます。

ユーザーの検索意図を知る方法

  • 検索キーワードを集める
  • 集めたキーワードから動機を考える

検索キーワードを集める

ユーザーの検索意図は、検索キーワードにあらわれます。

そのため、キーワードを集めることが検索意図を知るための最初のステップになります。

サイトやページに訪問してくれたユーザーの検索キーワードは、Search Consoleを使って確認できます。

Search Consoleで検索順位を確認する方法

また、新しいページを作る時のキーワードは、ラッコキーワード(旧関連キーワードツール)や通常のキーワード選定などでも集めることができます。

さらに、疑問系ワードやネガティブワードを含めて調べてみるとわかることもあります。

調べ方
知りたいキーワード+疑問 〇〇 とは
〇〇 いつ
〇〇 どこ
〇〇 できる
〇〇 やり方など
知りたいKW+ネガティブワード 〇〇 大変
〇〇 難しい
〇〇 疲れる
〇〇 できないなど

集めたキーワードから動機を考える

集めたキーワードから「なぜ、ユーザーはその検索を行ったのか」を考えてみましょう。

個人の力量にかかってきますが、考える時に誰でも使える効果的な方法に「なぜ」を使って深堀していく方法があります。

たとえば、ユーザーが「携帯キャリア 比較」というキーワードを使って検索した場合の検索意図を「なぜ」を使って深堀すると下記のようになります。

「携帯キャリア 比較」の検索意図

  • 「携帯キャリア 比較」で検索したのはなぜ?
  • 「携帯料金が高いと思った」
  • 「携帯料金が高いと思った」のはなぜ?
  • 「安いスマホのCMを見て気になった」
  • 「安いスマホのCMを見て気になった」のはなぜ?
  • 「安いスマホに買い替えようと思っているから」が検索意図

※もっと深堀していくこともできます。

もし、「なぜ」を使って深堀しても検索意図が分からない場合は、そのキーワードで実際に検索して上位表示されているページを確認してみましょう。

それらのページは、ユーザーの検索意図を理解して作られたページなので検索上位にいると考えられるからです。

検索意図からコンテンツを作成する

上記の手順で、検索意図を正しく把握すれば、どういうページを作成すればよいかが分かってきます。

ここで注意しないといけないのが、すでに検索意図を把握して投稿されたページと内容がかぶってしまうことです。

後発サイトであれば、コピーコンテンツになってしまうため、評価されません。

それを避けるためには、基本的な情報とは別に、差別化のための「付加価値」が必要です。

メモ

基本的な情報は書いたうえで、付加価値情報を追加しましょう。
例えば「テレビなのに映像が見れない」では意味がありません。それより「テレビなのにAndroidが付いていてTverも見れる」ほうが価値を感じます。

サイトでも基本的な情報に加えて、オリジナルの付加情報が追加されれば価値がでます。

付加価値を追加する方法

付加価値の情報には、より詳しい情報を提供する方法があります。

前述の例だと、「携帯キャリア 比較」というキーワードの検索から「スマホ 買い替え」という検索意図が分かったので、関連キーワードを検索して追加すれば、付加価値情報を提供できます。

また、自分の感想やレビューなどを記事に追加すれば、オリジナルコンテンツという付加価値も提供できます。

【まとめ】ユーザーの検索意図からコンテンツを作る

検索意図を知ることで、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを作ることができ検索上位にランキングされやすくなります。

ユーザーの検索意図を知るには、検索キーワードを集めて、そこから「なぜ」を使って深堀していく方法が便利です。

検索意図が分からない場合は、検索1~5位の競合分析をして、基本情報に加えて付加価値を提供しましょう。

付加価値は、他のサイトにない情報だったり、オリジナルコンテンツなどのことです。

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