質の高いレビュー記事の書き方:ユーザーが買いたくなる記事構成

2023年1月18日

レビュー記事で「商品情報以外に、何を書けばいいのか分からない」ということはありませんか?

商品情報は、公式販売ページにのっているので、それを見れば十分です。ユーザーがレビュー記事に期待しているのは、商品情報ではありません。

では、レビュー記事には何を書けばいいのでしょうか?

この記事では、記事前半で、レビュー記事に必要な項目やコツを、後半では、ユーザーが買いたくなる記事構成について紹介します。

レビュー記事に必要な項目

レビュー記事に必要な項目は、Googleが提唱している「質の高いレビューを書く方法」から抽出できます。

質の高いレビュー記事に必要な項目

主要なものをピックアップすると下記のようになります。

  1. ユーザー視点で商品を評価する
  2. 商品に対する知識が豊富であることを示し、レビューの信頼性を裏付ける証拠を提示する
  3. 商品を定量的(数値・数量で表す)に測定したデータを提示する
  4. 競合商品と比較する
  5. バージョンアップによる違いを比較する
  6. 複数の商品を提示して、商品の特長と最適な利用シーンを説明する
  7. 商品のメリット・デメリット
  8. 商品の選び方
  9. 複数の販売者へのリンクを提示して、ユーザーが選択できるようにする

参照:質の高いレビューを書く

全ての項目を追加するのは難しいかもしれないので、書ける項目を選択しましょう。

レビュー記事を書く時のコツ

Googleから抽出した項目は、記事の質を高めるためのもので、ユーザーに行動(購入)してもらうためのものではありません。

商品を購入してもらうには、ユーザーに行動してもらう必要があるため、そのコツについて紹介します。

「ほしくなる瞬間」を考える

ユーザーが「その商品をほしくなる」のはどういう時でしょうか?

それはユーザーが「ベネフィットをイメージできた時」です。「ベネフィット」とは、ユーザーが商品やサービスを購入した後に得られる「満足感」のことです。

例えば、下記のような悩みがあるとします。

【悩み】
毎日食器を洗うのは面倒。水も冷たいし、手も荒れるし。何より時間の無駄。

【ベネフィット】
面倒な食器洗いから解放され、手荒れもなくなり、自分で洗わなくていいので、自由時間が増えます。

「そんな商品・サービスがあるならほしい」と思ってもらえれば、行動に移してもらえます。

重要なのは、ユーザーの「悩み」とそれに対する「ベネフィット」を見つけることです。

両方を見つけるために役に立つのがターゲティングです。

ターゲットになりきって「どういうことに悩んでいて、何を解決すればよいか」を考えましょう。

ちなみに、前述の悩みを解決できる商品は「食器洗浄機」です。

「五感」を刺激する文章を書く

商品情報は、淡々と書くのではなく、「五感」を刺激する文で伝わるように書きましょう。

五感と主な表現方法は下記のとおりです。

五感 表現方法
視覚 ・キラキラしている
・目がチカチカするような明るさ
・真っ赤なリンゴ
聴覚 ・ギャーギャーとうるさい
・シーンとしている中で
・ポタポタと水がしたたる
味覚 ・ハチミツのようなあまさ
・コーヒーのような苦み
・シロップのほんのりした甘さ
嗅覚 ・焼きたてのパンのような香り
・鼻にツーンとくるワサビの辛さ
・生ごみのような臭い部屋
触覚 ・ふんわりととろけるスポンジケーキ
・納豆のようにねばねばしている
・ザラザラした手触り

✕ 五感を刺激しない例文
このスマートフォンは、滑り止めのコーティングが施されている。手に収まるサイズで持ちやすい。見た目は黒くて高級感がある。

〇 五感を刺激する例文
このスマートフォンは、機体表面にザラザラした滑り止めのコーティングが施されている。手の中にすっぽりと収まるサイズで持ちやすい。見た目は真っ黒で高級感がある。

必要最小限で書いたのが前者です。後者と比べて少し味気ない感じがします。

「どのような状態か」を形容詞を使って、具体的に書くことで五感を刺激する文章が作れます。後者で例えると「ザラザラ」「すっぽり」「真っ黒」というオノマトペや形容詞です。

ウェブの文章は「読み飛ばされることが多い」のですが、読み飛ばす人をターゲットにして書くと、じっくり読む人に伝わりません。

レビュー記事は、「じっくり読む人」に向けて、伝わる文章を書きましょう。

なお、オノマトペ(擬音語・擬態語)は、多用すると幼稚なイメージになってしまうので、使いどころには注意が必要です。

レビュー記事の構成

ここからは、前述のレビュー記事に必要な項目を使った「レビュー記事の記事構成」について説明します。

レビュー記事の構成

  • 1)商品についての知識をアピールする
  • 2)この商品を購入した理由
  • 3)商品の詳細(スペック)
  • 4)商品のメリット
  • 5)商品のデメリット
  • 6)口コミ
  • 7)自分が得られたベネフィット(まとめ)
  • 8)ユーザー選択可能な商品へのリンク

1)商品についての知識をアピールする

レビュー記事のリードコピー(またはプロフィールページに記載してリンク)に、商品に関する「自分の知識量」を紹介しておくと、専門性をアピールできます。これは、Googleが推奨している要素です。

もし、「自分が商品を利用した期間」をアピールするのであれば、できるだけ長いほうが知識量が多いイメージを与えられます。

逆に短い場合は「短いことを武器」にする書き方をしましょう。

例えば「1週間使っただけでも変化が分かる!〇〇を使ってみた感想を正直レビュー!」みたいな感じです。

ただし、あまりにも短い期間(1日や2日)は「本当に使ったの?」と思われてしまうので、武器にはなりません。少なくとも1週間くらいは、とことん使ってからレビュー記事にしましょう。

2)この商品を購入した理由

「商品を購入した理由」で書くとよいのが、「何に困っていたのか」や「何を解決するために購入したのか」といった悩み部分です。

困っていることや問題となっていることを具体的に書くことで、同じ悩みを持っている人が商品に興味を持ってくれます。

なお、「安い」から購入したというような商品メリットは、商品を購入した理由としては弱く、魅力がありません。

3)商品の詳細(スペック)

2)で商品に興味を持った人は、どういう商品を買って、悩みを解決できたのかを知りたいはずです。

そのため、ここで購入した商品の基本的な情報やスペックを書きましょう。

また、競合商品と比較したスペック表があれば、ここに追加します。比較した結果「なぜ、この商品を選んだか」「どこが良かったのか」をおおまかに説明して、次の詳細説明(商品メリット)へつなげます。

4)商品のメリット

商品のメリットでは、実際に利用して感じた特長を画像・動画・音声などを使って、分かりやすく説明します。

ここが「五感を刺激する文章を書く」パートです。五感を刺激する文章で分かりやすく伝えましょう。

また、見る情報は、文字以上に多くの情報をユーザーに伝えられます。そのため、画像や動画を使った視覚的な情報を最大限に活用しましょう。

動画を使う場合は、編集が面倒なので、編集なしで使えるように、撮影前に動画の流れを考えておきます。

その流れに沿ってスマートフォンで撮影し、ツイッターやインスタグラムにアップロードすれば、それを記事に埋め込んで使えます。

5)商品のデメリット

使い始めは感動で「メリット」しか見えませんが、使い込んでいるうちに、物足りない部分が見えてきます。

それをデメリットとして書きましょう。

デメリットを書いたら、その解決方法もセットで書くことが重要です。問題が起きても解決できるという安心感を与えることができます。

6)口コミ

ここまでの記事は、主観(自分の意見)で書いているので、客観的な意見を取り入れるために第三者の口コミを使いましょう。

口コミとして使えるのが、ツイッターやインスタなどのSNS投稿です。埋め込みタグを使って、サイトに掲載できます。

口コミを掲載する時もメリットとデメリットの両方をのせましょう。

なお、口コミも第三者の主観なので、そのバイアスに自分が惑わされないように注意しましょう。

7)自分が得られたベネフィット(まとめ)

最後に、自分が得られた「ベネフィット」を書きます。

「ベネフィット」は、商品・サービスを使ったことによって、自分が得られた「満足感」です。

自分がどう感じたかを書きましょう。

8)商品リンクを選択可能にする

商品への誘導リンクは、複数用意して、ユーザーが選択できるようにしましょう。Googleも複数の選択肢を推奨しています。

例えば、Amazonだけでなく、楽天市場やYahoo!ショッピングも選択肢に加える、ということです。

WordPressで「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」の3つのリンクを作るなら、プラグインを使うと便利です。

ポチップ 対応:ブロックエディタのみ
Rinker 対応:ブロックエディタ&クラシックエディタ

これらのプラグインは「Amazonアソシエイト」「楽天アフィリエイト」「バリューコマース」のAPIを使って、アフィリエイトリンクを作成しているため、利用するにはASPに登録してAPIキーの取得が必要です。

なお、商品リンクは、記事の最後だけでなく、記事の上にも表示させましょう。例えば、「3)の商品の詳細」に設置すれば自然な感じになります。

補足)特典があれば紹介

もし、割引などの特典があれば、それも記載しましょう。迷っているユーザーの気持ちを後押しできます。

特典情報は、記事の後半だけでなく、前半にも表示しましょう。前半に持ってくることで、特典を知らずに離脱してしまうのを防止し、最後まで読み進めてもらう動機を作れます。

特定の商品を最もオススメする時のレビュー方法

自社商品を「一番のおすすめ」として販売したい場合、ランキングを作って自社商品を一番にすると不自然ですよね。

そういう場合のレビュー記事の作成方法について紹介します。

オススメする根拠を体験を元に説明する

その商品が一番だと考える根拠を、体験を元に説明しましょう。

体験したことで、得られた知見を使えば、信ぴょう性が高くなります。Googleの「質の高い記事を書く方法」にも記載されています。

そのために必要なのが下記の作業です。

  • 1)自社商品を徹底的に利用する
  • 2)他社商品を徹底的に利用する
  • 3)他社商品との違い・搭載していない機能を見つける

違いが見つかれば、それを自社商品のメリットにできないか考えてみましょう。さらに、他社商品が搭載していない機能や特典があれば、それは自社商品の強みになります。

実際に使ってみると違いが分かってくるので、まずは徹底的に商品を利用して、違いを見つけることが重要です。

レビュー記事用のテンプレート

レビュー記事に必要な項目や構成をテンプレート化して利用すれば、構成に時間をかけなくてすみます。

記事構成テンプレート

レビュー記事用の記事構成テンプレートは、下記のようになります。

「必要な項目」「見出し名称」「順番」は、状況に応じて追加したり、入れ替えたりしましょう。

項目 主な構成要素
①商品についての知識をアピールする ・商品に対してどれほど詳しいか
※リードコピーの最後に書く
②この商品を購入した理由 ・悩んでいたことや困っていたこと
③商品の詳細(スペック) ・商品の基本的な情報
・競合商品との比較表
・商品リンク(アフィリエイトリンク)
④商品のメリット ・商品のメリットを画像・動画を使って説明する
※五感を刺激する
⑤商品のデメリット ・商品のデメリットとその対策
⑥口コミ ・SNSを使った第三者のリアルな口コミ
⑦自分が得られたベネフィット(まとめ) ・自分が得られたベネフィットを書く
・商品リンク(アフィリエイトリンク)

エアーレビューとは?

エアーレビューとは、実際に商品やサービスを購入していないにも関わらず、購入して使ったかのような感想やレビューを投稿することです。

同じような商品を持っていたり、第三者が投稿したレビューを見たりすれば、ある程度予想がつくため、エアレビューは不可能ではありません。

エアーレビューはやらない方がよい理由

エアーレビューでは、かなり調査しないと、商品の深いところが書けず、記事の内容も薄っぺらくなってしまいます。

また、実際とは異なる情報を提供してしまったり、お問い合わせに答えられなかったり、自分の信用を失ってしまう可能性もあります。

結局、ユーザーには伝わらないレビュー記事となってしまうため、エアーレビューはやらない方がいいです。

レビュー記事に使う商品はどうやって用意する?

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのセールを利用して商品を購入すれば、比較的安く商品を購入してレビュー記事が書けます!

Amazonならタイムセール祭、楽天市場ならお買い物マラソン、Yahoo!ショッピングなら超PayPay祭などのセールがあります。

セルフバックでレビュー記事を書く

また、セルフバック商品を利用して記事を書くこともできます。

「セリフバック」は、商品やサービスを自分で購入しても「成果報酬が発生する仕組み」です。

試してみたい商品やサービスを通常より安く購入したり、体験したりできます。

※全てのアフィリエイト商品がセルフバックの対象ではありません。

A8.netのセルフバックについて

まとめ:レビュー記事に必要な項目と構成

以上、レビュー記事を書く時の「コツ」「項目」「記事構成」について紹介しました。

レビュー記事を書く時は、ユーザーが「ほしくなる瞬間」を考えて、「五感」を刺激する文章を書きましょう。

必要な項目と記事構成は下記のようになります。

レビュー記事に必要な項目

  • 1)商品についての知識をアピールする
  • 2)この商品を購入した理由
  • 3)商品の詳細(スペック)
  • 4)商品のメリット
  • 5)商品のデメリット
  • 6)口コミ
  • 7)自分が得られたベネフィット(まとめ)
  • 8)ユーザー選択可能な商品へのリンク

項目や順番は、必要に応じて追加したり、入れ替えたりして最適な記事構成にしましょう。

レビュー記事でも忘れてはいけないのが「読みやすい文章」「分かりやすい文章」を書くことです。

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