2021年9月からRankTracker(ランクトラッカー)の利用を開始して、1年以上たちました。今も継続利用中です。
そこで、RankTrackerを1年以上使ってみた感想と使っているうちに感じたメリットやデメリットなどを紹介します。
【目次】
RankTrackerを使い始めた理由
ここでは、私がRankTrackerを使い始めた理由について紹介するので、必要ない人は読み飛ばしてください。
ブログを書き始めたころ、理解できずに苦しんだのが「キーワードを使って記事を書く」という意味です。
通常、記事を書く際には自然にキーワードが使われるので、その点を意識するということがいまいち理解できずに記事を書いていました。
記事を書いていくうちに、アクセスのある記事とない記事が出てきて、アクセスのある記事は検索結果の上位に表示されていることが分かったのですが、中には検索1位でも、PVゼロという記事も・・・。
「この違いは何?」というのを調べるために、実際にキーワードで検索して、記事のランクを調べ、中身をチェックし・・・という作業を繰り返して上位に表示される要因を探りました。しかし、結果的に記事を書く時間が減少し元も子もない状態に・・・。
このチェック時間を効率化するために、検索順位チェックツールの自作もしてみました。
買い切りで使える「COMPASS」
結局、自作では集計が面倒で、何かいいツールがないか探しているところに、買い切りで使える「COMPASS」を見つけました。
「COMPASS」を使うことで、ランキングチェック作業から解放され、さらに「キーワードを使って記事を書く」という意味がはじめて理解できて記事作成が楽しくなりました。
COMPASSは5カ月くらいは使っていましたが、順位チェックするキーワードが増えるにつれ、チェック時間がすごいかかってきたので、もう少し早くチェックできるツールに変えることに(100キーワードで約5時間くらい)。
「RankTracker」の利用をスタート
候補は「RankTracker」「GRC」「Ubersuggest(買い切り)」の3つ。
「GRC」はパソコンとモバイルが別々のツールなのでやや面倒な感じがしました。「Ubersuggest(買い切り)」は性能は十分な気がしましたが、計測可能なキーワード件数が少なめ。
ということで、「RankTracker」の無料版を利用して、同じツールで順位チェックとキーワード選定の両方ができて使い勝手もいいと思ったので、「RankTracker」を選びました。
RankTrackerを1年以上使った感想
検索順位チェックツールを「使う必要がある・ない」の話をすると、必ず意見は分かれるので、ここでは、自分が使ってみた感想を紹介します。
1年以上使ってみて、自分にとっては「費用対効果」がよかったです。
「費用対効果」はどうか?
私の中で費用対効果としているのは、下記の3つです。
- 1)SEO施策の効果検証ができる
- 2)SEOの思考力が身に付く
- 3)モチベーションがあがる
1)SEO施策の効果検証ができる
検索順位ランキングを継続的にチェックすることで、効果があった施策・なかった施策を確認できます。
GoogleアナリティクスでPVが増えれば、ランキングが上がったと分かりますが、記事が多くなった状態でPVが減っても、どの記事のランキングが下がったのかを調べるのが大変でした。
その点、RankTrackerは順位が下がったものを抽出するのが簡単で、リライトや記事追加の対策ができたのはよかったです。
2)SEOの思考力が身に付く
検索順位をみて「なぜ、上がらない?」「なぜ、上がった?」「なぜ、下がった?」を意識できるようになりました。
下がった場合は、上位の競合サイトをチェックして対策が打てます。
このスキルは、一度身に付ければRankTrackerはいりません。それでも継続している理由は、「検索順位チェックの数値を見ること」でスキルを発動しているからです。
3)モチベーションがあがる
RankTrackerを継続している一番の理由は、モチベーションアップのためです。
狙ったキーワードで記事が10位内にランクインすれば、モチベーションが上がります。数値が下がれば、モチベーションは下がりますが、時間がたてばがんばろうという気になります。
モチベーションは数値化できませんが、結果的に良質な記事が書けて、収益がでているので「あり」だと思っています。
1年以上使って分かったメリット・デメリット
メリット
約300程度のキーワードをチェックしていますが、今のところ快適に使えています。メニューの和訳が気になるところはありますが、全般的にユーザビリティがよく、使いやすいと思います。
意外にも、サポート対応がしっかりしていて、気になる点をお問い合わせすると1日以内に返信がきます。
今のところ、割引利用できているのも自分にとってはメリットです。
デメリット
デメリットは、円安になると価格が高くなってしまうことです。
また、1年使って気づいたデメリットは、インストール型なので「パソコンを起動しないと集計できないこと」と「結果をスマートフォンで見れないこと」です。
そのため、旅行に出かけた時は、起動しっぱなしにしていました。
結果もパソコンがないと確認できないので、スマートフォンでスキマ時間にチェックできないのが残念なところです。
その他気づいたこと
1)RankTrackerの「キーワードプランナー」はツールを起動しないと使えないので、急いでいる時は「ラッコツール」を使うことがあります。さらに、結果一覧のキーワードを使ってスマートフォンで検索し、ページの上下に表示されるサジェストキーワードにずれがないかを調べています。
「ラッコツール」のみですませるのは、Knowクエリの時です。収益化のためのDoクエリは、検索ボリュームを調べるので「キーワードプランナー+Googleアドセンス」または「RankTrackerのキーワードプランナー」を使っています。
2)同じようなジャンルの人がどうやって収益化してるのかを調べるのに、トップページをよく使ってます。
3)SERPを意外に使ってます。競合が強すぎる場合は、もう少しロングテールなキーワードにしようとかに使えます。
2)と3)は無料で使えて便利!
RankTracker(ランクトラッカー)不要論
RankTrackerは「使わないと伸びない」「使えば伸びる」ということはありません。
使わなくても伸びるし、使っているのに伸びないということもありえます。
「インフルエンサーが紹介している」、「アフィリエイトのせいで良い評判が多い」といった「バイアスに騙されるな不要論」があります。
これを解決する一番いい方法は、RankTracker無料版を自分で試してみることです。いいなと思ったらライセンスを購入すればいいと思います。
実際に無料版を試してみれば、変なバイアスを排除できるので、だまされたと思いたくないなら試してみるのが一番です。
Rank Tracker(ランクトラッカー)無料版のダウンロードはこちら
無料ツールを使った代替案
有料がいやな人は、無料ツールを使った代替案もあります。
やり方としては「SearchConsole」、もしくは「SearchConsolexルッカ―スタジオ」の平均掲載順位を使う方法です。
設定方法は下記の記事で紹介しているので参考にしてください。
SearchConsolexルッカ―スタジオで平均掲載順位を確認する方法
また、Googleアナリティクス4を使ったPV増減の確認は、ランキング順位の判断に使えます。
GA4の探索を使って特定ページのPVの増減を月ごとに集計する方法
RankTrackerを解約するのはどういう時?
今はRankTrackerを利用していますが、今後やめることがあるとすれば、収益が損益分岐点を大きく下回った時です。
こうなると、使う理由がないのでやめると思います。
まとめ:自分でRankTracker無料版を試してみよう!
以上、RankTrackerを1年以上使った感想と使って分かったメリット・デメリットを紹介しました。
私の体験を元にした記事なので、人によって受け取り方は違うと思いますが、迷っている人の参考になれば幸いです。
迷っている人は、RankTracker無料版があるので、まずは自分で試してみるのをオススメします。