RankTracker(ランクトラッカー)とCOMPASSの違いは?どっちを使えばよい?
RankTracker(ランクトラッカー)もCOMPASSも、「順位チェック」と「キーワード選定」ができるSEO対策ツールです。
RankTracker(ランクトラッカー)は機能が豊富ですが、値段が高めで毎年料金が発生するサブスクになります。
一方、COMPASSは「買い切り」なので、費用を抑えることができますが、順位チェック速度が遅めです。
自分にあっているツールはどちらなのかを判断できるように、両方のツールを使っている僕が二つのツールの違いを徹底解説します。
目次
RankTracker(ランクトラッカー)とCOMPASSの違い

RankTrackerとCOMPASSの主要な機能の比較は下記のようになります。
項目 | COMPASS | RankTracker |
---|---|---|
プラン | ― | Professional |
料金 | 買い切り:8,778円(税込) |
|
利用環境 | ・インストール型 ※Windows、Mac対応 | ・インストール型 ※Windows、Mac対応 |
対象検索エンジン | ・Google ・Googleモバイル ・Yahoo ・Bing | ・Google ・Googleモバイル ・Yahoo ・Bing ・その他多数(日本以外のGoogleなど) |
登録可能なキーワード数 | 無制限 | 無制限 |
登録可能なサイト数 | 無制限 | 無制限 |
その他機能 | ・スケジュール機能 ・キーワード選定機能 ・競合調査 | ・スケジュール機能 ・キーワード選定機能 ・競合調査 ・その他(SERPなど) |
各項目を詳しく解説していきます。
プラン
COMPASSは買い切りなので、プランはありません。
一回の購入で、追加料金なしで使い続けられるのは、ブログを始めたばかりの人にとってはありがたいです。
一方、RankTrackerには「無料プラン」の他に、「Professional」と「Enterprise」があります。
無料プランではキーワード選定機能は利用できますが、「順位チェック機能は順位の履歴が保存できない」ので、使えないと思った方がいいです。
順位チェック機能を使いたいなら「Professionalプラン」が必要になります。
「Enterpriseプラン」は、レポート機能などが強化されているプランで、個人で利用するならProfessionalプランで十分です。
RankTrackerの料金はやや高めで、毎年更新が必要なサブスクですが、割引を利用すれば定価よりは安くなります。
ですが、価格で比べたら「COMPASS」の方が圧倒的に安いです。
順位チェック機能の違い
COMPASSは、主要な検索エンジン3つ(Google、Yahoo、Bing)に対応しています。
RankTrackerも上記に対応しており、さらにGoogleの海外検索エンジンにも対応しているため、企業が海外向けサイトを作る時に、現地の検索エンジンでのランキングチェックが可能です。
どちらも登録できるキーワード数とサイト数は無制限です。複数のサイトを登録して、それぞれのキーワードを無制限でチェックできます。
注意しないといけないのが「キーワードのチェック速度」です。
100キーワードチェックするのに、Rank Trackerは30分程度なのに対して、COMPASSは4~5時間かかります。
そのため、COMPASSはキーワード無制限ですが、実質100キーワードくらいのチェックが上限と思った方がいいです。
キーワード数が少ないのであれば「COMPASS」、キーワードが多く、はやく結果を知りたいのであれば「Rank Tracker」がおすすめです。
キーワード選定機能の違い
COMPASSとRankTrackerではキーワード選定の方法が異なります。
COMPASSはintitleとallintitleを使ったキーワード選定をしており、検索ボリュームなどと組み合わせて使います。
この他、MOZ-APIを使って追加情報を取得できますが、APIには利用上限があり、さらに処理も遅くなるので、あまり使える機能ではないです。
かわりにGoogle広告を使ってキーワードボリュームとキーワードを紐づけ、それをCOMPASSで選定する使い方がおすすめです。
COMPASSは、キーワード選定機能も時間がかかります。
一方、RankTrackerは、王道なキーワード選定です。
検索ボリュームやKEI(競合と検索ボリュームの比率をあらわしている数値で、大きいほどアクセスが見込めるキーワード)などを使って、キーワード選定を行います。
また、SERP機能もついているので、実際に検索順位をチェックして決めることが可能です。
「キーワードプランナー」が主なキーワード選定機能になり、内容はGoogle広告のキーワードプランナーとほぼ同じです。
上記以外にも競合サイトからキーワードを抽出する機能もあります。
COMPASSはRankTrackerで抽出できないキーワードが抽出できることもあり、一概に劣っているとは言えません。
COMPASSには特典がある
「COMPASS」には下記の特典がついています。
- アフィリエイト・バイブル(アフィリエイトのノウハウ情報)
- 徹底解説動画マニュアル(説明書を読むよりも早く理解できます!)
- キーワードの考え方(収益につながるキーワードを発掘するための考え方、具体的なステップ)など
どっちがおすすめの順位チェックツールなのか?

COMPASSとRankTrackerはどっちがおすすめかというと、下記のように分けられます。
COMPASSがおすすめな人 | RankTrackerがおすすめな人 |
---|---|
・サブスクを使いたくない ・登録するキーワードが100以下でもよい ・特典がほしい&ノウハウを知りたい ・順位チェックを使いたい ・チェックに時間がかかってもよい | ・サブスクでも高機能を使いたい ・複数のキーワードをはやくチェックしたい ・ツールをあちこち使い分けたくない ・キーワード選定機能は無料で使える ・チェックに時間をかけたくない |
COMPASSがおすすめな人
COMPASSは、ブログをはじめたばかりで順位チェックするキーワードが少なく、サブスクは嫌だけど検索順位チェックをやりたい人におすすめです。
キーワード数が多くなるとそれだけチェック時間がかかるので、キーワード登録上限は無制限と書いていますが「100程度」になります。
何時間もずっとパソコンを起動させておかないといけないので、100以上はあまりおすすめしません。
また、順位チェックツールを動かしている間はキーワード選定は利用できません。
COMPASSのメリットは「買い切り」と「特典」、デメリットは「処理が遅いこと」があげられます。
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RankTrackerがおすすめな人
複数のサイトを運用していたり、キーワード順位をはやくチェックしたい場合はRankTrackerがおすすめです。
「キーワード選定機能」だけであれば無料で使えるので、順位チェックがいらない人もRankTrackerが便利!
順位チェック機能を利用する場合は、Professionalプランが必要になり、料金は高めで年払いしかないので、最低1年は使い続ける覚悟が必要です。
Rank Trackerも順位チェック中はキーワード選定ができませんが、処理順序を入れ替えて、キーワード選定を先に実行することはできます。
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【まとめ】Rank TrackerとCOMPASSの違い

できるだけお金をかけたくないのであれば「COMPASS」。
検索順位チェックの速度重視であれば「RankTracker」。
COMPASSでは、RankTrackerでは抽出できないキーワードを抽出できたりするので、キーワード抽出の漏れを防ぐこともできます。
僕自身、最初は「COMPASS」を使っていました。やはり、買い切りで順位チェックやキーワード選定できる点がよかったです!
ですが、キーワードが多くなるにつれて、チェック時間が気になり始めて(ずっとパソコンをつけておかないといけないし、非力なパソコンだと重くなる)、最終的にRankTrackerに移りました。
RankTrackerは価格が高いので、利用するなら割引を使いましょう!
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