ブログはターゲットの決め方で質が変わる:くわしいやり方・メリットを解説!

2022年10月28日

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ブログでは「ターゲットが重要」とよく言われますが、その理由はなんだと思いますか?おそらく、下記のような解答をする人が多いと思います。

  • 誰に向けて書けばよいかを決めるため
  • ターゲットを想像して記事を書くため
  • 商品を購入してもらえる人をイメージするため

間違いではありませんが、実際に記事を書こうとした時に、この解答ではターゲットをイメージした記事は書けません。ターゲットを決める本当の意味を理解できていない解答だからです。

そこで、この記事では、「ターゲットを決める本当の意味」を記事前半で紹介し、後半で「ターゲットの決め方」について、くわしく解説します。

ブログではペルソナではなくターゲットを決める

ターゲットの決め方といえば、まず「ペルソナ」を思い浮かべると思います。ですが、ブログで最初から「ペルソナ」を作る必要はありません。

ブログにペルソナは必要ない?

ペルソナとターゲットは、似ている言葉ですが、下記のような違いがあります。

ペルソナ 商品・サービスを購入してくれそうなユーザー像(氏名・性別・年齢・家族構成・友達関係・住んでいるところ・職業・収入・趣味・使用するSNS・悩みなど)
ターゲット ある目的に対するユーザーセグメント(性別・年齢・収入・悩みなど)

ペルソナは、商品・サービスを購入してくれそうな人の詳細情報を意味しますが、ターゲットは、購入してくれそうな集団を意味します。

ブログ記事を書く時は、ターゲットが分かれば十分です。

なぜなら、家族構成・友達関係・住んでいるところが分かる「ペルソナ」を作っても、それらの情報を使って記事を書くことはほとんどないし、ブログ記事を書くたびにペルソナを作っていると、時間がかかってしまうからです。

ブログ記事では、文章に落とし込めるターゲットを考えましょう。

例えば、「長男」と「次女」というペルソナの違いに対して、違いの分かる文章を書くのは大変です。長男や次女の違いを分析しないと違いある文章は書けません。この場合は、「男性」と「女性」というターゲット像があれば十分差別化した文章が書けます。
男性なら「ロジカルな文でPREP法を重視で書く」、女性なら「形容詞を使い感情をゆさぶるような書き方にする」といった具合です。

ブログでターゲットを決めるメリット

ブログでターゲットを決めるメリットは、「必要な情報を、必要としているユーザーに届けられる」という点です。

この文章をかみ砕いていうと、ポイントは下記3つになります。

  • メリット1)悩みが具体的になる
  • メリット2)解決策が具体的になる
  • メリット3)提案する商品・サービスが分かる

メリット1)悩みが具体的になる

ターゲットを決めると、ターゲットの悩みが具体的になります。

例えば、下記の2つの文を比較した場合、どちらの方が、その人の悩みをイメージしやすいでしょうか?

①「スマートフォン売り場で何かを探していそうな人がいる」
②「20代とおぼしき女性が、ドコモの売り場で最新のiPhoneをさわっている」

答えは②です。

①の情報だけでは、「若い人なのか」「お年寄りなのか」「どの通信会社がいいのか」「そもそもスマートフォンを探しているのか」も分かりません。

仮に、①で記事を書くとなると、「携帯通信会社各社の料金プラン」「販売している全てのスマートフォン」「MNP」など、スマートフォン関連を網羅した記事を書かないといけません。これだと、膨大な文章量になってしまい、何を伝えたいのかも分かりません。

一方、②であれば「ドコモのiPhoneがほしいのだろう」ということがイメージできるので、作成する記事は「ドコモのメリット・デメリット」「iPhoneをお得に購入する方法」などになります。

このように、ターゲットを決めれば、記事にする内容を絞り込むことができ、必要なことを伝えやすくなるというメリットがあります。

メリット2)解決策が具体的になる

悩みが具体的になったので、そこから解決方法を探すことが可能です。

前述の例でいうと、「20代とおぼしき女性が、ドコモの売り場で最新のiPhoneをさわっている」から、下記のような解決策が考えられます。

  • 「20代なら、一括支払は金銭的に大変だろう。分割の方がおすすめ」
  • 「もしドコモ新規契約ならMNPを使って格安でiPhoneを購入できる」
  • 「機種変更ならそれほど安くならないけど、dポイントが使える」など

メリット3)提案する商品・サービスが分かる

ターゲットを決めれば、悩んでいるユーザーに対して、どの商品・サービスを提案すればよいかが分かります。

メリット2で悩みを解決する方法が分かったので、悩みの解決を加速させる商品やサービス(アフィリエイト)を提案すれば、購入してもらえる可能性が高くなります。

前述の例でいうと「ドコモの最新iPhone」が、解決策のための商品・サービスです。

ブログのターゲットの決め方

ターゲットのメリットが一通り分かったところで、ここからは、ブログ記事を書く時に、「どうやってターゲットを決めるのか」について説明していきます。

ターゲットは「ある目的に対するユーザーセグメント」のことだと書きました。ブログの場合は、この「目的」が「検索意図」にあたり、検索意図は「検索キーワード」に含まれています。

これらを総合すると、ターゲットを決める手順は下記のようになります。

  • 手順1)書こうとしている記事のキーワードを決める
  • 手順2)キーワードからその人の悩みを考える
  • 手順3)その人を想像できるレベルに分解する

この手順を見ると、「手順2」でユーザーの悩みが分かってしまうので、「手順3」のターゲット像を作る作業は必要ないように見えます。

もし、「手順2」の段階でターゲットをイメージできるなら「手順3」は必須ではありません。ただし、2,000文字以上の記事になると、方向性に迷いが出たり、いつの間にか自分中心の文章になってしまうことがあります。これを防ぐためには、ターゲット像を作り、振り返れるようにしておくことが大切です。

手順1)書こうとしている記事のキーワードを決める

ブログでターゲットを決める時に必要なのが、「書こうとしている記事のキーワードを決める」ことです。つまり、キーワード選定です。

これから書こうとしている記事がどういう人向けなのか「方向性」を決めます。

仮に「ドコモ」というキーワードを使うことにします。

これだけだと、自分でも誰に何を書いたらよいか分からないので、もう少し絞り込みましょう。

キーワードを一つ追加して「ドコモ 中古」にします。

これで、何について書くのかが明確になってきました。しかし、これでもまだ、ターゲットが広すぎて、伝わる文を書くには絞り込みが足りません。

さらにキーワードを一つ追加して「ドコモ 中古 iPhone12」にします。ここまでくれば、かなりターゲットを想像できると思います。

このように、記事を書く時は、キーワードを2~3つくらい選んで、ターゲットとなる人の悩みを想像できるレベルに持ってきましょう。

ちなみに、キーワードは、1つ目のキーワードの大きさによって、2つ目以降のキーワードの集客力が変わってきます。
「スマートフォン 中古」は、一般名詞の「スマートフォン」を含んでいるので「中古」というキーワードを加えても絞り込みが足りません。「Galaxy 中古」のように、固有名詞を使えば、ターゲットを一気に絞り込めます。

手順2)キーワードからその人の悩みを考える

次の作業は「キーワードからその人の悩みを考える」です。

前の例を使うと、「ドコモ 中古 iPhone12」から、何に悩んでいる人なのかを全力で想像します。

とはいっても、何をどう想像すればいいか分からない人もいると思います、そういう場合は、下記の2つサービスを使って想像しましょう。

Google検索で「ドコモ 中古 iPhone12」と入力して検索すると、結果一覧が表示されます。この結果一覧は「そのキーワードで検索した人が知りたい情報がのっている記事」です。記事の見出しを確認すれば、ユーザーの悩みを逆算して想像できます。

Yahoo!知恵袋の場合は、キーワードを使って検索すれば、そのキーワードで書かれている悩み一覧が表示されます。その質問内容を確認すれば、「悩みの傾向」をつかむことが可能です。

悩みが分かれば、悩みの解決法も書けるので、ここまででも記事を作れます。しかし、前述のように2,000文字以上書いていると、誰に対して書いているのかを見失ってしまうため、ターゲット像の作成まで完了させましょう。

手順3)その人を想像できるレベルに分解する

最後の「その人を想像できるレベルに分解する」とは、悩みを持っている人が「どういう人なのか」ターゲット像を考える作業です。

ブログ記事であれば、下記の情報を決めれば十分です。足りない時は随時追加していきましょう。

  • 性別(男性・女性)
  • 年齢(若い・老いた)
  • お得(鈍感・敏感)
  • 知識(素人・プロ)

前述の「ドコモ 中古 iPhone12」でターゲット像を作ると、「20代女性、お得には敏感、中古商品の知識はない」という感じです。

以上でターゲットの作り方はおしまいです。

その他)商品・サービスから逆算してターゲットを決める

ターゲットを作る時に、キーワードから開始せずに、商品・サービスから開始する方法もあります。

その場合は、これまでの手順を逆にたどればいいだけです。

  • 商品・サービスを選ぶ
  • その商品・サービスが解決できる「悩み」を考える
  • その悩みをもっている人をイメージしてターゲットを作る

最初から「商品・サービス」が分かっているので、メリット・デメリットをアピールすればいいと思うかもしれません。

しかし、それでは読む人の心には全く響きません。なぜかというと「ほしい人」に向けて書いていないからです。

ほしい人の「悩み」を見つけて、それを解決するために「この商品があると便利です」という手順を踏まないと、ただの押し売りなので嫌がられます。

例えば、下記の文章だと、どちらの方がユーザーに好印象を与えるでしょうか。

①このハンドクリームは、ベタつかず、すぐに手になじむので、どんなにカサカサの手でもすぐにうるおって、ひびわれ・あかぎれが治ります。

②冬は乾燥して、ひびわれ・あかぎれが起きやすいですよね。そのままにしておくと、食器を洗う時など、水がしみてつらいと思います。このハンドクリームは、ベタつかず、すぐに手になじむので、どんなにカサカサの手でもすぐにうるおって、ひびわれ・あかぎれが治ります。また、水につよいので、食器洗いでもしみません。

このように、ターゲットを絞って「悩み」を洗い出してから書いた方が、ユーザーに伝わる記事が書けます。

ターゲットと対策はセットで考える

疑問

「ターゲット像を作ったけど、これを使って何をすればいいの?」

ターゲットを決めたら、最後にやらないといけないことがあります。

それが、ターゲット要素に対する対策を考えることです。

これをやらないとターゲットを作った意味がありません。

前述の例を使って、「20代女性、お得には敏感、中古商品の知識はない」の対策を考えると、下記のようになります。

ターゲット要素 対策
20代女性 ・20代女性の中古と言えばメルカリかもしれない。

「メルカリよりも高品質・低価格で買える中古スマホサービスがないか調べて紹介しよう」
お得には敏感 ・お得に敏感で、中古を買うということは「安い」ということが重要かもしれない。

「記事では、iPhoneを安く買う方法をメインにしよう」
中古商品の知識はない ・中古商品の知識がないということは、アクティベーションとか分からないのではないか。

「アクティベーションの注意事項について書こう」「カメラは欠けていることが多いので、ズーム・ズームアウトしてもかけがないかをきこう」「その他中古を買う時の注意事項を書こう」

ターゲット像を作るだけなら、ただの自己満足で終わってしまいます。

ブログ記事に活かすには、ターゲット像からどういう事を書けばよいか「対策」を考えることが重要です。

【まとめ】ターゲットを決めれば高品質な記事が作れる

この記事では、ブログのターゲットについて、下記のことを説明しました。

  • ブログではペルソナではなくターゲットを決める
  • ブログでターゲットを決めるメリット
  • ブログのターゲットの決め方
  • ターゲットと対策はセットで考える

ターゲットを決めることで、悩みが具体的になり、解決策が分かります。また、解決策から、問題解決を加速させる「商品・サービス」の選定も可能です。

もし、ターゲットを決めずに記事を書いているなら、ターゲットを決めて書いてみてください。

ターゲットを決めると記事の質が変わります!

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