疑問
WordPressテーマ「SWELL」ってどう?
SWELLは、シンプルで精錬されたデザインが人気の有料ワードプレステーマです。
他のワードプレステーマと比べるとやや高めの価格設定になっているため、価格と内容がマッチするのか気になると思います。
そこで、実際にワードプレステーマ「SWELL」を使ってみて感じたメリット・デメリットや購入方法を紹介します。
Contents
ワードプレステーマ「SWELL」とは?
SWELLは、ブロックエディターに対応した有料のワードプレステーマです。
「ブロックエディター」は、項目をクリックしていくだけで文字装飾や画像配置ができるワードプレスの編集機能で、HTMLを知らない人でも簡単に記事を書くことができます。
SWELLはこのブロックエディターに完全対応しているのがポイントです!
価格は¥17,600(税込)で決済方法はクレジットカードのみとなっています。
SWELLでブログを作ってみた感想
実際にSWELLを使ってみた感想は、うわさどおり「シンプルで使いやすい」です!
ブログ表示速度(後述)はもちろん速いのですが、管理画面も軽くて操作しやすくなっています。
AFFINGERと比べて設定項目も少ないので、とっつきやすいです。
また、HTMLの知識がなくても「ブロックエディター」で記事が書けるので、ブログがはじめての人が使いやすいワードプレステーマだと思います。
さらにつかってみて感じたメリット・デメリットを紹介していきます。
ワードプレステーマ「SWELL」のメリット
コアウェブバイタル(Core Web Vitals)を改善できる
コアウェブバイタルとは、ブログ表示速度に関する「LCP」、「FID」、「CLS」といった指標です。
表示速度はサーバーに依存している部分、WordPressのプログラムの書き方に依存している部分、記事自体に依存している部分などがあります。
SWELLは、「WordPressのプログラムの書き方に依存している部分」が最適化されているので、表示速度が速くなります。
コアウェブバイタルを改善するとユーザーエクスペリエンスがよくなるため、検索順位もよくなります。
SWELLに変更する前と後で、ページの表示速度をPageSpeed Insightsを使って計測してみました。
※SWELLに変更前のワードプレステーマは、OceanWP(無料テーマ)です。
「OceanWP」を使っていた時のページ表示速度は下記のとおり。
「SWELL」に変更後のページ表示速度は下記のようになりました。
CLSは変わりませんが、それ以外の指標は大きく改善しており、有料テーマの価値を証明しています。
動作が軽い
WordPressにログイン後の管理画面の動きも速くなります。
AFFINGERはもっさりした感じがするのですが、SWELLはサクサク動きます。
ブロックエディターが使いやすい
WordPressのブロックエディター「Gutenberg(グーテンベルク)」はかなり不評ですが、そういう人でもSWELLのブロックエディターは使いやすいです!
かく言う私はコードエディター派で、ブロックエディターに抵抗があったのですが、使ってみるとめちゃくちゃ便利でした。
最初はブロックエディターのメニュー操作に苦労しましたが、慣れればプレビューと同じ状態で編集できて、編集箇所が把握しやすいブロックエディターの方が作業効率がいいです。
ブログ初心者やHTMLを知らない人でも、SWELLのブロックエディターを使えば比較的簡単に記事が書けると思います。
メモ
コードエディターだと、見出しも画像も全てテキスト表示なので、どこを編集しているのか分かりにくいです。
装飾のデザインがきれい
装飾デザインが、ゴテゴテした感じがなくシンプルできれいです。
囲い、吹き出し、ポイントなどの装飾デザインが複数あります。文字装飾は文中で使いすぎると読みにくくなってしまうので、これだけでも十分です。
複数サイトで使える
一度購入すれば、複数サイトで利用できます。
メモ
自分が所有するサイトであれば、追加料金なしでインストールして使えます。自分が購入したSWELLを使って、他の人のサイトを作ることはできません。
テーマの最新バージョンへのアップデートが無料
SWELLテーマに更新が必要な場合や機能追加された場合など、無料で最新版へアップデートできます。
無料テーマは作者の気まぐれで更新になりますが、SWELLは随時最新版に更新されるので安心して使えます。
購入者限定の会員サイトで最新版をDLできる
SWELLには購入者限定の会員サイト「SWELLER'S」があり、最新バージョンのSWELLテーマ(親テーマ・子テーマ)をダウンロードできます。
また、会員サイトでユーザー認証を行うことで、テーマのアップデートが可能になります。
この他、専用フォーラムで分からないことを調べたり、聞いたり、不具合報告ができ、SWELLのアフィリエイトプログラム(クローズドASP)にも参加できます。
ワードプレステーマ「SWELL」のデメリット
SWELLテーマの値段は高めの設定
SWELLテーマの値段はやや高めです。
他の主要なWordPressテーマよりも3,000円くらい高いので出費は大きいです。
テーマ名 | 値段 |
SWELL | 17,600 円(税込) |
AFFINGER(アフィンガー) | 14,800 円(税込) |
THE THOR(ザ・トール) | 16,280 円(税込) ※A8セルフバックを使えば2,000円バック |
SWELLテーマ購入後のフローが分かりにくい
SWELLテーマを購入した後のフローが分かりにくいです。
ダウンロードした圧縮ファイルには、SWELL本体(親テーマ)しかはいっていないので、「購入したけど、インストールはどうすればいいの!?」となってしまう人がいるかもしれません。
テーマの再ダウンロード方法や子テーマのダウンロード方法でつまづくかもしれません。
下記にダウンロード後のインストール方法や設定をまとめています。
SWELLに特典付きはない
AFFINGER(アフィンガー)やTHE THOR(ザ・トール)は、特典付きで販売されていることがありますが、SWELLに特典付きはありません。
開発者の了さんが特典付きの販売を禁止しているからです。もし、特典付きで販売していたら規則違反になります。
SWELLにセールはない
セールも基本的にありません。
下記のようにツイッターで「もうセールはしない(つもり)」と宣言しているので、今後セールはない可能性が高いです。
セールはもうしないつもりだったんですが、せっかくの春なのに世の中ピリピリしていてパーっとやりたくなっちゃいました🙌
今から2週間、4/18までを予定しています!
この機会にぜひ!#wpswell https://t.co/Gh9WOcslfW
— 了🌊SWELL開発者 (@ddryo_loos) April 3, 2020
ツイッターをフォローしておけば、突発的なセールに出会えるかもしれませんが、あまり期待しない方がいいと思います。
SEO関連のプラグインが必要
SEO対策に必要となるtitleタグ、descriptionタグ、Googleアナリティクスタグの設定がSWELLにはありません。
変わりに「SEO SIMPLE PACK」プラグインを使います。開発元はSWELLと同じです。
他の候補として、Yoast SEOやAIOSEOなどもありますが、開発元が同じ方が安心できます。
またSWELLにもSEO SIMPLE PACKにもsitemap.xml機能はないため、サイトマップ用プラグインも必要です(XML Sitemap & Google Newsなど)。
SWELLの購入方法
SWELLは公式サイトから、クレジットカード(VISA、MasterCard、AMEX、JCB)を使って購入できます。
ページ中央の「DOWNLOAD」ボタンをクリックするか、右上の「購入する」ボタンをクリックします。
「利用規約に同意します」にチェックを入れて、「SWELLを購入する」ボタンをクリックします。
必要な情報(メールアドレス、カード情報、カード所有者名、国または地域)を入力して「支払う」ボタンをクリックします。
※「安全なワンクリックチェックアウトに使用する情報を保存する」のチェックは不要です。
メモ
メールアドレスは、購入者限定会員サイト「SWELLER'S」で使うので間違えないように注意しましょう。
購入が完了したら、SWELL本体をダウンロードできます。
【まとめ】ワードプレステーマ「SWELL」
まとめると、値段はやや高いのですがワードプレステーマ「SWELL」は「シンプルで使いやすい」です。
設定項目もそれほど多くないのでホッとします。
ブログ表示速度、管理画面(ブロックエディターなど)の操作性、シンプルな装飾デザインが特長です。
もし、ワードプレスでブログを作成するのがはじめてなら、値段は少し高くなりますがSWELLがとっつきやすくておすすめです。