onClickだと全イベントを正確に取得できない言われていますが、実際に検証した人がいました。下記のブログにその結果が載っています。
onClickとonMouseDownでの実際の件数の違いは、約2倍。
記事が2014年のものなので、今もそうなのかは不明ですが・・・さすがに4年もたっていれば、改善されていないのかなとも思ってしまいます。
ちなみに、レスポンシブウェブの場合でも、モバイルは、onClickでイベント取得ができます。ただし、これもスマホの端末や利用状況によって変わるので、全クリックを確実に取得できているかはわかりません。
現在、担当しているサイトで、直帰や離脱率の改善施策効果を調べるのに、aタグにonClickのイベントトラッキングを組み込んで調べてみました。
直帰、離脱率は改善されていたので、施策の効果がどこくらいかを検証してみました。
【検証で利用した計算方法】
イベントクリック数 ÷ 全PV * 100 = 「改善施策によるクリック率」
この「改善施策によるクリック率」が、改善された直帰、離脱率の半分くらいでした。
もし、上記のonClickによる測定が半分くらいしか取得できないのであれば、
「改善施策によるクリック率」が半分になるのも納得できます。
2014年からGoogleAnalyticsのイベントトラッキングの変更がなければの話です。
また、デスクトップなら、onMouseDown、スマホなら、onTouchStartがよいとも言われますが、誤クリック(押したままリンクから離れれば、遷移はしない)もあるので、どちらが正確にはかれるのかというと、微妙なところかもしれません。こういう操作をする人は少ないとは思いますが懸念事項としてはあります。