疑問
SEO SpyGlassとは?何ができるの?
SEO SpyGlassは、被リンク(バックリンク)を調査するためのツールで、SEO PowerSuiteにインクルードされています。
SEO PowerSuiteのツールはRank Tracker(ランクトラッカー)が有名ですが、被リンクのチェックはSEO SpyGlassを使う方が便利です。
SEO SpyGlassを使ってできること、メリット、使い方について紹介します。
【目次】
【被リンクチェックツール】SEO SpyGlassでできること
SEO SpyGlassは、無料で使うことができ、被リンク(バックリンク)の調査や分析ができます。
どこからリンクがきていて、そのドメインはどれくらいのドメインパワーをもっているかがわかる便利なツールです。
自分のサイトだけでなく、いろいろな他のサイトの被リンク状況を確認できます。
SEO SpyGlassのメリット
SEO SpyGlassを使うメリットは主に2つあります。
SEO SpyGlassを使うメリット
- ドメインパワーの高いサイトの分析
- スパムリンクの抽出
ドメインパワーの高いサイトの分析
SEO SpyGlassを使うことで、ドメインパワーの高いサイトを分析して、被リンクを獲得している方法を確認できます。
その方法を真似することでドメインパワーを上げることができます。
自然な被リンクはドメインパワーを上げるSEO対策になります。
メモ
ドメインパワーは、記事を書くよりも被リンクから獲得する方が時間がかかりません。
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スパムリンクの抽出
スパムリンクを抽出して取り除くことで、サイトへのマイナス評価を減らすことができるかもしれません。
スパムリンクとは、低品質なサイトからのリンクのことです。
以前、競合サイトが他のサイトの検索順位を下げために、スパムリンクを大量に送りつける、不正なSEOが流行しました。
2016年の「ペンギンアップデート4.0」により、悪質サイトからのスパムリンクは無視されるようになったので、現在はスパムリンクがサイトに与えるペナルティはありません。
しかし、Googleではサイトへのリンクを否認するツールを提供しており、そこ下記の説明をしています。
有料リンクやリンク プログラムが品質に関するガイドラインに違反しているために、不自然なリンクが原因となってサイトに対して手動による対策が実施された場合、または実施されそうだと思われる場合は、他のサイトに不自然なリンクを削除するよう依頼してください。リンクを削除できない場合は、このツールを使ってそのようなサイトを否認してください。
つまり、場合によってはスパムリンクによりマイナス評価が付いてしまうこともあるということです。
スパムリンクは対応した方がベターということになります。
スパムリンクの対処には、Googleが提供している「サイトへのリンクを否認するツール」を使います。
Googleが提供する否認ツールの使い方は下記の通りです。
スパムリンクの対処方法
- スパムリンクを調べる
- テキストファイルに否認するページやドメイン書く
- Googleの指定フォームからアップロードする
否認否認するページやドメインファイルは、テキストファイルなので手動でも作れますが、SEO SpyGlassで簡単に作成できます(後述)。
手動でつくる場合は、下記のページに作り方がのっています。
以下からSEO SpyGlassの使い方を解説していきます。
SEO SpyGlassのインストール
SEO SpyGlassは、SEO PowerSuiteにインクルードされています。
もし、他のツールと一緒にインストールしなかった場合は、SEO PowerSuiteをダウンロードしてインストールします。
SEO SpyGlassの使い方
SEO SpyGlassを起動したら、表示された入力欄に自分の調べたいサイトのURLを入力します。
項目は「ドメインとサブドメイン」を選択したままでOKです。
メモ
※エキスパートオプションを有効にすると検索データにGoogleアナリティクスとSearch Consoleを連携できます。
ただし、SEO SpyGlassだけでも十分な被リンクデータを取得できるので連携しなくても問題ありません。
結果が集計されると、左メニュー「バックリンクプロファイル」>「概要」の画面が表示されます。
被リンク(バックリンク)の数や増減などを視覚的に確認することができます。
次から左メニュー「バックリンクプロファイル」の項目について紹介していきます。
バックリンク
被リンクをはっているページがどれくらいドメインパワーをもっていて、そこからどのくらいリンクジュースがきているかを確認できます。
左メニュー「バックリンクプロファイル」>「バックリンク」をクリックすると、下記の情報を確認できます。
- 【バックリンクページ】被リンクをはっているページ
- 【ドメインのInLinkランキング】被リンク元のページのドメインパワー
- 【InLinkのランキング】被リンク元のページから渡されるリンクジュース
- 【リンクされたページ】被リンクをはられているページ
表示されている項目にマウスを合わせると、被リンク元のページや被リンクがはられているページに遷移できます。
ドメインパワーをどこから獲得しているかなどを調査できます。
一覧に表示されているページにいって、そのページから自分もリンクを獲得できるか確認してみましょう。
ドメインのリンク
前述のバックリンクをドメインで絞り込んだものです。
左メニュー「バックリンクプロファイル」>「ドメインのリンク」をクリックすると、下記の情報を確認できます。
- 【リンクドメイン】被リンクをはっているページのドメイン
- 【ドメインのInLinkランキング】被リンク元のページのドメインパワー
- 【#バックリンクの】被リンクをはっているページの数
- 【#Dofollowバックリンクの】dofollowしている数
表示された一覧の「#バックリンクの」にマウスを合わせると、バックリンクしているページが表示でき、そのページに遷移できます。
アンカーテキスト
相手からどのようにリンクされているかを確認できます。
あまり使いません。
リンクされたページ
どこにリンクされているかを確認できます。
これもあまり使いません。
参照トラフィック
Googleアナリティクスを連携するとリンクのセッションや直帰率がわかります。
これもあまり使いません。
ペナルティリスク
サイトにペナルティを与える可能性があるドメイン(またはページ)を確認できます。
※ドメインとページはボタンで切り替えることができます。
左メニュー「バックリンクプロファイル」>「ペナルティリスク」をクリックすると、下記の情報を確認できます。
- 【リンクドメイン】ペナルティを受ける可能性があるドメイン
- 【ペナルティリスク】サイトにペナルティを与える確率
- 【否認】「×」ボタンをクリックするとGoogleに提出する否認リストを作成できる
ペナルティを受ける可能性があるドメインは、ドメインの経過時間、発・着リンク、Cクラスブロックや同じIPからのリンク数など、さまざまなパラメータを使って抽出されています。
この画面で便利なのが、Googleに提出する否認リストを簡単に作成できることです。
【否認】の列で「×」ボタンをクリックすると否認リストを作成できます。
作成したリストは「環境設定」>「バックリンクの否認/ブラックリスト」を選択して「エクスポート」をクリックすると保存できます(無料版でも可能)。
参照IP
被リンクのIPアドレスを確認できます。
htaccessを使ってスパムリンクサイトからアクセスを拒否する時に使えます。
バックリンクの履歴を視覚的に確認する
左メニューの「歴史的なデータ」では、バックリンクの履歴を確認できます。
どこで被リンクが増えたか、または減ったかを確認できます。
バックリンク(歴史的なデータ)
増えた被リンクの履歴を確認できます。
左メニュー「歴史的なデータ」>「バックリンク」をクリックして、「新しいリンク」ボタンを選択します。
減った被リンクの履歴を確認できます。
同じ画面にある「失われたリンク」ボタンを選択します。
これ以外のメニューはあまり使わないので省略します。
【まとめ】SEO SpyGlassでできること
SEO SpyGlassでは、被リンクのチェックができ、使うメリットは下記の対応ができることです。
SEO SpyGlassを使うメリット
- ドメインパワーの高いサイトを分析して被リンクを真似する
- スパムリンクを抽出してGoogleに否認ファイルを提出する
否認ファイルの提出先はこちらです。
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