【GA4】探索を使って特定ページのPVの増減を月ごとに集計する方法

2022年7月29日

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特定ページのPVの増減をしりたい。PVの増減を月ごとに集計したい。

GA4の「探索」を使うと、特定ページのPVを月ごとに並べた表が作れます。先月より減ったかどうかがひと目で分かるので、リライトの順番を決める材料になります。

この記事で扱うのは、探索の自由形式で月別PV表を作る手順です。

先に断っておくと、この方法ではデータ保持期間より前のデータは出せません。初期値は2か月なので、まずそこを14か月に変えるところから始めましょう。

この記事で分かること

  • 標準レポートで足りるケースと、探索が必要なケース
  • 探索のフィルタで特定ページの月別PVを出す手順
  • セグメントで作ると数字がズレる理由

標準レポートで足りるケースと、探索が必要なケース

1ページだけ見るなら標準レポートで表示できます。

「レポート」>「エンゲージメント」>「ページとスクリーン」を開いて、表の上にある検索ボックスにURLの一部を入れれば、そのページだけに絞り込めます。

標準レポートは月単位の行を作れません。

12か月分を縦に並べて増減を追うなら探索を使います。

前月と今月を比べるだけなら、レポートの期間比較のほうが早いです。

やりたいこと使う機能
1ページのPVを前月と比べるレポート(検索ボックス+期間比較)
複数ページのPVを月ごとに並べる探索(自由形式)

先にデータ保持を14か月に変える

探索が参照できるのは、データ保持期間の中に残っているデータだけです。

初期値の2か月のままだと、2か月分の表しか作れません。

設定の手順は4つです(データの保持 - アナリティクス ヘルプ)。

  1. 「管理」をクリック
  2. 「データの収集と修正」>「データの保持」を開く
  3. 「イベントデータの保持」を「14か月」に変更
  4. 「保存」をクリック

つまずきやすい点

症状:14か月に変えたのに、去年の同じ月が表示されない。

対処:すでに消えたデータは戻りません。変更した時点で残っている分から、あらためて14か月分がたまっていきます。設定の反映には24時間かかります。

特定ページの月別PVを出す手順

特定ページの月別PVは、行に「月」、列に「ページ パス + クエリ文字列」、値に「表示回数」を設定します。

対象ページの絞り込みには、セグメントではなくフィルタを使ってください。

変数とタブの設定の対応 変数(インポートする項目) 月 ページ パス + クエリ文字列 表示回数 タブの設定(置き場所) 行 ← 月 列 ← ページ パス 値 ← 表示回数 フィルタ ← ページ パス ※「ページ パス + クエリ文字列」は列とフィルタの両方で使います
図1:変数の3項目を「タブの設定」の行・列・値・フィルタに割り当てる

1)「空白」で新しいデータ探索を作る

「探索」>「空白」をクリックします。

テンプレートから始めるとディメンションが最初から入っているので、全部自分で決めるなら「空白」が早いです。

2)ディメンションを2つインポートする

「ディメンション」の「+」をクリックして、下記の2つにチェックを入れてから「インポート」をクリック。

  • 月(「時刻」カテゴリにあります)
  • ページ パス + クエリ文字列(「ページ / スクリーン」カテゴリにあります)

「ページの場所」も似た名前ですが、こちらはドメインから始まる完全なURLです。

入力ミスが増えるので、パスだけを持つ「ページ パス + クエリ文字列」を選びます。

3)指標「表示回数」をインポートする

「指標」の「+」をクリックし、検索窓に「表示回数」と入力してチェックを入れ、「インポート」をクリックします。

GA4ではPV(ページビュー)が「表示回数」という名前になりました。

同じ人が同じページを2回開けば、2回として加算されます。

4)行・列・値にドラッグ&ドロップする

「タブの設定」の手法を「自由形式」にしてから、変数を下記のように置きます(図1)。

置き場所入れるもの
行月
列ページ パス + クエリ文字列
値表示回数

行には最大5つ、列には最大2つのディメンションを置けます。

指標は最大10個です(自由形式のデータ探索 - アナリティクス ヘルプ)。

変数パネルの上にある日付の範囲を、見たい期間まで広げておいてください。

5)フィルタで対象ページに絞る

「タブの設定」の一番下にある「フィルタ」に「ページ パス + クエリ文字列」をドラッグします。

条件を選び、URLのスラッグ部分を入力して「適用」をクリック。

  • 1ページだけ見るなら、「完全一致」でスラッグを入力
  • もしくは、フルパスを指定すれば「次を含む」でもOK

下記のような表示になれば完成です。

複数ページを名指しで並べたいときは「正規表現に一致」を選んで、スラッグを縦棒でつなぎます。

/page-a/|/page-b/|/page-c/

フィルタを2個以上追加すると、条件はANDでつながります。

「AまたはB」を作りたいなら、フィルタを増やすのではなく、この正規表現1本で書いてください。

つまずきやすい点

症状:表が空になる、または該当なしと出る。

対処:入力欄にドメインを含めていないか確認してください。「ページ パス + クエリ文字列」が持っているのは、スラッシュから始まるパスの部分だけです。

「ランディング ページ」で絞ると数字が少なく出る

「ページパス」の他に「ランディング ページ」というディメンションがありますが、出てくる数字は、そのページのPVより少なくなることがあります。

理由は「ランディング ページ」がセッション単位のディメンションだからです。

「ランディング ページ」で指しているのは、そのセッションが最初に開いたページで、集計に入るのは、そのページから直接入ってきた読者だけです。

記事Aに届く3つの経路と、「ランディング ページ」が拾う範囲 検索から記事Aへ直接 ランディング ページ=記事A トップページ → 記事A ランディング ページ=トップページ 記事B の内部リンク → 記事A ランディング ページ=記事B 記事Aが読まれた =本当のPV 条件に合うのは 直接入った分だけ 赤の2経路は、記事Aが読まれているのに集計から外れる。 当ブログの人気記事で実測したところ、8.1%が落ちていた
図2:ランディング ページで絞ると、他ページ経由で読まれたPVが落ちる

読者が最初に開いたページとしての価値を測るときは、「ページ パス + クエリ文字列」を使いましょう。

探索の上限:何ページまで並べられるか

セグメント方式が4ページで打ち止めになるのに対し、フィルタ方式にはページ数の制限がありません。

乗り換える理由はここです。

項目上限
1つのデータ探索に作れるセグメント10個
1つの手法に同時に適用できるセグメント4個
1つのタブに追加できるフィルタ10個
行に置けるディメンション5個
列に置けるディメンション2個
値に置ける指標10個

出典:セグメント ビルダー、セグメントとフィルタの適用、自由形式のデータ探索(いずれもアナリティクス ヘルプ)

列に並ぶページが途中で切れたら、「タブの設定」の「表示する列グループ数」を増やしましょう。

行が足りないときは「表示する行数」を増やせば、表示する値が増えます。

よくある質問

「表示回数」と、UAの「ページビュー数」は同じものですか。

同じ指標です。GA4ではウェブとアプリを同じ画面で見るため、名前が「表示回数」に変わりました。ページの再読み込みも1回として加算されます。 14か月より前のデータを見る方法はありますか。

14か月より前のデータを見る方法はありますか。

無料版の探索では見られません。BigQueryへエクスポートしておけば期限なく残せます。すでに消えた分は復元できないので、先に保存の準備をしてください。

セグメントとフィルタは、どう使い分けますか。

ページ単位のPVを数えるなら、どちらでも同じ数字が出ます。当ブログで両方を測って一致を確認しました。同時に置ける数がフィルタは10個、セグメントは4個なので、ページを並べるならフィルタが向いています。

表の数字が体感より少ないときは、どこを疑いますか。

まず絞り込みに「ランディング ページ」を使っていないか確認してください。当ブログで測ったときは8.1%少なく出ました。次に、フィルタの条件が対象のスラッグと合っているかを見ます。

【まとめ】特定ページのPVを月別集計する方法

特定ページの月別PVは、探索の自由形式で作れます。行に「月」、列に「ページ パス + クエリ文字列」、値に「表示回数」を置き、フィルタで対象ページを指定すると完成します。

次は「イベントデータの保持」が14か月になっているか確認してください。

ここが2か月のままだと、表を作っても2か月分しか表示されません。

  • この記事を書いた人

仮想つながり

2021年組のアフィリエイト歴4年以上・RankTracker歴4年以上。累計200万以上。AIを活用した記事の作成方法や、ワードプレス・順位チェックツールの使い方、ブログ運営のノウハウを紹介しています。

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