Twitter API(ツイッターAPI)を使う場合に必要な「API Key」「API secret key」「Access token」「Access token secret」の取得方法を紹介します。
Contents
アプリケーションの利用申請
一度もTwitter APIを利用したことがない場合は、アプリケーションの利用申請から必要になります。
ここではTwitter APIをはじめて利用する場合を想定して「Developer Portal」からの利用申請方法を紹介します。
まずは、「Developer Portal」にアクセスします。
右上メニューの「Apply」をクリックします。
次に表示されたページで「Apply for a developer account」をクリックします。
Developer Portalの「UseCases」のページが表示されます。
「Basic info」
個人で利用する場合は、「Hobbyist」を選択して「Making a bot」「Building tools for Twitter users」「Exploring the API」のどれかを選びます。最後に「Get started」をクリックします。
- 「Making a bot」:Botを作成する
- 「Building tools for Twitter users」:ツイッター用のツールを作成する
- 「Exploring the API」:何ができるか確認する
次にアカウントの情報を入力します。もし、電話番号認証をしていないとエラーになります。Twitterアカウントに戻って電話番号の認証をすませましょう。
電話番号認証がすんでいれば、アカウントに必要な情報入力をして「Next」をクリックします。
- 「What would you like us to call you?」:適当に名前を入力
- 「What country do you live in?」:国を選択
- 「What’s your current coding skill level?」:プログラミングレベルを選択
- 「Get the latest Twitter API news?」:最新情報(いらなければチェックしない)
「Intended use」
次は、利用する意図を入力していきます。
ここからがアカウント申請の最大の難所になります。
「Twitter APIを何に使うのか」を英語で200文字以上入力しないといけません。英語が苦手な場合は、Google翻訳を使って200文字になるようにコメントを入力しましょう。
その他にも、「使う・使わない」を選択して、説明を入力する項目が4か所あり、合計5か所の説明入力などが必要です。自分が利用しないと思うものは「使わない」を選択すれば、説明入力を省くことができます。
- 「In your words」:APIを何に使うのかを英語200文字で入力します(必須)。
- 「Are you planning to analyze Twitter data?」:ツイッターデータ解析について。する・しない・説明100文字。
- 「Please describe your planned use of these features.」:APIの利用計画について。使う・使わない・説明100文字(必須)。
- 「Please describe how and where Tweets and/or data about Twitter content will be displayed outside of Twitter.」:ツイッター外でデータを使う場合。使う・使わない・説明100文字。
- 「Please list all government entities you intend to provide Twitter content or derived information to under this use case.」:政府機関などで利用するかどうか。個人の場合は使わないでOK。
必要な部分を入力したら「Next」をクリックします。
「Review」
入力内容の確認ページが表示されます。変更がなければ「Next」をクリックします。
「Terms」
最後に利用規約の同意にチェックをいれて「Submit application」をクリックします。
確認メールがツイッターの登録メールアドレスに届くので認証しましょう。
これで、アプリケーションの利用申請は完了ですが、すんなり審査を通過することはほとんどありません。
「APIを利用する理由」など確認するメールが登録したメールアドレスに届いて、何回かやり取りすることになります。
APIを使ってサイトにユーザーを集めたいなど、何をするかをできるだけ具体的に書いた方がいいと思います。
何回もやり取りする可能性があるので、あきらめずにメールで返信しましょう。
利用申請が通ったら、APIが使えるようになります。
API Key・API secret keyの取得方法
ツイッターアカウントにログインした状態でDeveloper Portalにアクセスします。
左メニューの「Overview」を選択して「+New Project」をクリック。
プロジェクト名を入力。
何を作成するかを選択します。
※ここでは「Making a bot」を選択しています。
プロジェクトの説明を入力。日本語入力でも大丈夫です。
APPを利用する状態を選びます。
※ここでは「Production」を選択しています。
※APIを使ったプログラムはAPP(アプリケーション)と呼んでいます。
APPの名前を入力。
※重複するとエラーになるのでユニークな名前にしましょう。
「API Key」「API secret key」「Bearer token」が表示されるので全てメモ。
ユーザー認証の設定
プログラムからAPIを使う時の認証方法の設定を行います。
認証を設定せずに後述の「Key and tokens」でAccess Tokenを取得しても「Read」の認証しか取得できません(読み込み専用の認証)。もし、ツイートを投稿したい場合は、「Read and write」の認証に変更が必要です。
「User authentication settings」の「Set up」をクリック。
「OAuth 1.0a」を有効にして、「Read and write」を選択。
「Callback URI/Redirect URL」と「Website URL」に自分のサイトURLを入力して保存。
※それ以外の部分は(optional)となっているので入力は必要ありません。
Access token・Access token secretの取得方法
画面上の「Keys and tokens」をクリックしてメニューを切り替え「Access token & secret」の「Generate」をクリック。
「Access token」「Access token secret」が表示されるのでメモ。
これで、Twitter APIを使うために必要な「API Key」「API secret key」「Access token」「Access token secret」の取得完了です。
APIの利用制限について
POSTとGETのエンドポイントで制限があります。
GETは情報取得タイプのエンドポイントで、POSTは投稿タイプのエンドポイントです。
ツイート(POSTエンドポイント)は3時間で300回(1時間約100回※リツイートも含む)。フォロー(POSTエンドポイント)は24時間で400回(1時間で約16回)などの制限があります。
参考:Twitter API