また、どういう広告を設定すればいいの?
グーグルアドセンス(GoogleAdsense)は、クリックされると収益が出る広告ですが、実際にどこに貼れば稼げて、どういう種類の広告を設定したほうがクリックされやすいのかを紹介していきます。
Contents
グーグルアドセンスは自動広告か手動広告か
まず、グーグルアドセンスの収益の大きな分かれ道に「自動広告」と「手動広告」があります。それぞれのメリットとデメリットを簡単に説明しておきます。
グーグルアドセンス自動広告のメリットとデメリット
グーグルアドセンスの自動広告とは、グーグルアドセンスのAIが自動でサイトを分析して、「ここに表示したほうがよさげ」というところに自動で広告を表示してくれます。
自分で広告を貼る場所を決めなくていいので、「誰でも簡単に広告を表示」できます。
デメリットは、サイトに訪れたユーザーが不快に感じるような広告表示になる場合があります。意図しないところに広告を表示することがあり、ユーザーエクスペリエンスは低くなります。
また、自分で設置していないので、どこに表示された広告がクリックされて、収益化できているか全くわかりません。
グーグルアドセンスの手動広告のメリットとデメリット
グーグルアドセンスの手動広告とは、自分で広告を決めて、設置する場所も自分で決めます。
デメリットは、サイトのどの部分にどういう広告を設置するかを「自分で決めて・自分で設置する」ので、手間がかかります。
しかし、どこにどういう広告を表示するかを選べ、サイトが崩れたりしないので、ユーザーエクスペリエンスは自動広告に比べて高いです。
グーグルアドセンスの自動広告と手動広告の効果
グーグルアドセンスの自動広告と手動広告で、どちらが効果があるか(収益がでやすいか)というと「手動広告」です。
なので、面倒ですがグーグルアドセンスは、まずは「手動広告」を設定しましょう。
手動広告を設定した上で「自動広告」を設定することで、手動ではカバーしきれないユーザーに対してアプローチができます(グーグルアドセンスでは自動広告と手動広告の併用が可能です)。
まずは、手動広告をメインに、グーグルアドセンスで収益が出やすい設置場所について説明していきます。
グーグルアドセンスで稼ぐための広告の場所
グーグルアドセンスで稼ぐための広告を貼る場所は、主に3ヵ所です。
グーグルアドセンスで稼ぐための広告の場所
- アイキャッチ画像の下
- リード文の下
- 記事本文の下
広告の貼りすぎは、サイトが重くなったり、ユーザーエクスペリエンスを損ねてしまう原因になります。それらをふまえると、広告を貼る場所は上記の3ヵ所くらいがちょうどいい数です。
グーグルアドセンスには、「アクティブビュー視認可能率」という指標があり、簡単に言うと、表示した広告のうち、ユーザーに見てもらえた広告の割合のことです
Googleが推奨しているアクティブビュー視認可能率は最低でも50%となっており、数値が高い方がグーグルアドセンスで稼ぐことができます。
基本的に、ページの上に広告を貼った方が、「アクティブビュー視認可能率」は高くなります。そのため、ページ上部でユーザーエクスペリエンスを損ねてしまわない広告掲載を意識しましょう。
どの場所にどのグーグルアドセンスの広告を貼ればよいか
グーグルアドセンスの広告を貼る場所は分かったので、次はどのような広告を貼れば効果があるかです。
複数の広告が用意されているので、それぞれの場所にあった広告を貼りましょう。
「アイキャッチ画像の下」には、「記事内広告」を貼ります。
アイキャッチ下には、横長のディスプレイ広告を指定してもよいかもしれません。ただし、広告は固定サイズを設定する必要があり、レスポンシブにしてしまうとスクエア広告が表示されて見栄え悪くなる場合があります。
「リード文の下」には、「記事内広告」を貼ります。
ネイティブ広告なので、比較的コンテンツに溶け込むような広告になります。
「記事本文の下」には、「ディスプレイ広告」を貼ります。
記事本文を読み終わった後なので、「ディスプレイ広告」などの目線を誘導しやすい画像を使った広告の方が効果が出やすくなります。
Multiplex広告(旧関連コンテンツ)について
Multiplex広告とは、Googleアドセンスが自動で選んだ複数の広告を表示できる広告機能です。
以前は関連コンテンツといわれて、複数の広告の中に、関連する記事を複数表示させることができていましたが、2022年3月1日以降はMultiplex広告に変更になりました。
また、関連コンテンツは特定のサイトしか利用できませんでしたが、Multiplex広告はどのサイトでも使えるようになっています。
設置場所は「記事本文の下」にはるディスプレイ広告のかわりに使えます。
Multiplex広告は、サイズが大きい広告なので、ページ上部に配置すると邪魔になります。記事本文が終了した後に配置した方がユーザーエクスペリエンスがいいです。
また、記事本文終了からMultiplex広告の表示までの距離が長くなると離脱してしまうので、短くした方がクリック率・収益率ともに高められます。
モバイルデバイスを意識した広告
レスポンシブサイトの場合、あまり意識しないかもしれませんが、グーグルアナリティクスで自分のサイトに訪問しているユーザーのデバイスは、必ず確認しておきましょう。
特に、モバイルからの流入が多い場合は、意図した広告表示になっているか、ユーザーエクスペリエンスを損ねていないか、広告を張り付けた後の表示を実際にアクセスして確認しておくことが大切です。特に自動広告をオンにしている場合は注意しましょう。
広告の場所や張り付ける広告の種類は、基本的に同じですが、デスクトップよりも、さらにページ上部での広告掲載を意識する必要があります。サイドバーの広告は、ページのかなり下に表示されるので、ほとんど見られません。
モバイルデバイス用に1つ改善できるポイントとしては、「アイキャッチ画像の下」の広告の位置です。これを「タイトルの下(アイキャッチ画像の上)」に移動させて、「記事内広告」にすることもできます。
ただし、一定期間(1日~1カ月)広告を貼ってみて、「クリック率・収益・直帰率・離脱率」の結果を検証して、効果が高い方を選びましょう。
グーグルアドセンスの手動広告と自動広告を併用する時の注意事項
グーグルアドセンスは、手動広告と自動広告を併用することができます。
基本的に、手動広告を設定したうえで、補助的に自動広告を利用することで、プラスαで稼ぐことができます。
自動広告では広告の出稿数に注意しておきましょう。広告があちこち表示されているとユーザーエクスペリエンスが損なわれます。
Googleアドセンスの自動広告のメリット・デメリット・設定方法
【まとめ】グーグルアドセンスで稼ぐための広告の場所と設定する広告の種類
まずは、紹介した「手動広告(各場所にあった広告の種類)を3ヵ所」に広告を設置してみましょう。
Multiplex広告(旧関連コンテンツ)は「記事本文の下」に配置しましょう。
できるだけ上の方に広告を表示させることで収益アップが狙えますが、ユーザーの利便性を損ねないように注意しながら最適な場所に掲載しましょう。