疑問
ドメインパワーを上げると何がいいの?どうやって上げるの?
ドメインパワーは、サイト全体(ドメイン)の強さのことで、検索エンジンが順位を決める時にも使われています。
ドメインパワーのメリットや上げ方などを紹介していきます。
ドメインパワーのメリット
ドメインパワーを上げるメリットは主に2つあります。
ドメインパワーを上げるメリット
- クローラーの巡回が早くなる
- 新しい記事でも上位表示されやすくなる
クローラーの巡回が速くなるので、インデックスされる速度があがります。
インデックスされれば、検索結果で表示される可能性が高くなるので有利です。
ドメインパワーが弱いと、クローラーが巡回するまで時間がかかり、さらにインデックスされて順位がつくまで2週間くらいかかったあげく80位程度だったりするので、強い方が有利です。
ドメインパワーを確認する方法
まずは、ドメインパワーを確認する方法を紹介します。
チェック方法には下記のものがあります。
ドメインパワーを確認する主な方法
- パワーランクチェックツール
- Rank Tracker
- COMPASS
- Ubersuggest(Chrome拡張機能)
メモ
各ツールが独自の指標を使ってドメインの強さを数値化しているため、数値は多少異なりますが、だいたい同じドメインパワーになります。
パワーランクチェックツール
パワーランクチェックツールは無料で使えて一番簡単です。
自分のサイトをチェックするだけであればおすすめです。
ただし、一日に利用できる回数が決まっています(AJID会員登録すると利用回数を増やすことができます(1日3回))。
Rank Tracker(ランクトラッカー)
Rank Tracker(ランクトラッカー)の無料版でも確認できます。
左メニューの「ドメインの強度」という項目がドメインパワーに該当します。
Rank Tracker(ランクトラッカー)の場合は、0~10でドメインパワーを表示するので、新しく作ったサイトは小数点以下だったりします。
COMPASS
COMPASSを使っている人ならCOMPASSの「URL解析」で確認できます。
mozAPIを使ってURLが解析され、Domain Authority(ドメインパワー)が表示されます。一緒にPage Authorityなどもチェックできます。
参考
Ubersuggest(Chrome拡張)
Chrome拡張機能の「Ubersuggest」でも確認できます。
拡張機能をインストールして、Google検索結果画面を表示すると「Domain Authority」という項目が表示されます。
「Ubersuggest」拡張機能を有効にしていると、検索結果画面がちらつくので、使わないときはオフにしておきましょう。
ドメインパワーを上げる方法
ドメインパワーを上げる方法は大きく2つあります。
ドメインパワーを上げる方法
- 良質な記事を定期的に投稿する
- 被リンクを獲得する
良質な記事を定期的に投稿する
ドメインパワーは、良質な記事を定期的に投稿することで上げることができます。
ドメインパワーは、サイトの運営期間が長いだけでは評価されません。
良質な記事とは、ユーザーの求めていることを提供でき、かつSEO対策をほどこした記事のことです。
こうした記事を定期的に投稿することで、ユーザーがサイトに訪問し、徐々にドメインパワーを上げることができます。
また、1日あたりの記事の投稿数も多い方がドメインパワーが上がりやすくなっています。
個人でやる場合は、良質な記事を複数投稿することはかなり大変ですが、目安は1日1記事です。
難しい場合はできるだけ間隔があき過ぎないようにしましょう。
記事を定期的に投稿する以外に「被リンク施策」を使ってあげることもできます。
被リンク(バックリンク)とは?
被リンクとは、外部サイトから自分のサイトにはられている外部からのリンクのことです。バックリンクともいいます。
一昔前に、自作自演リンクや有料リンクを使って検索上位を獲得するという手法が横行したため、現在は前述の定期的に良質な記事を提供する方が重要になっています。
ですが、自然な被リンクの場合は高く評価されるようになってきており、被リンクを獲得することでドメインパワーを上げることができます。
被リンクをチェックするのに便利なのがSEO SpyGlass(SEOスパイグラス)です。使い方などを下記の記事で紹介しています。
被リンクを獲得する時に重要なこと
被リンクは質と量が重要で、良質な被リンクが増えるとドメインパワーも上がります。
自分のドメインパワーより強いところから、dofollowでリンクをはってもらうことで「リンクジュース」と呼ばれるSEO効果を受け取ることができます。
dofollowとは、aタグのrel属性に設定する値でdofollowの場合は設定する値はありません。
下記のように、他のサイトから自分のサイトにリンクが張られていれば、dofollowになっています。
//dofollow(SEO効果あり) <a href="自分のサイトのURL">aiueo</a>
dofollowの反対がnofollowで、rel属性にnofollowの設定があるとリンクジュースが送られこないのでSEO効果を受けられません。
//nofollow(SEO効果なし) <a href="自分のサイトのURL" rel="nofollow">aiueo</a>
被リンクを獲得する方法
被リンクを獲得する方法としては、基本的にはドメインパワーが強いところに「お願いする」のが一番ですが、どこの馬の骨が分からないサイトにリンクをはってくれるサイトはないと思います。
Win-Winの関係でリンクをはりあう
SNSを通じて仲良くなった人とリンクジュースを渡しあうという方法があります。
例えば、サイトにのっていることを「実際にやってみた記事」と「やってもらって効果があったと紹介する記事」でリンクしあう方法です。
ドメインパワーが低いサイトで実践した記事であっても、効果があったと記事にしてもらうことで信頼性を高めることができます。
この方法はお互いにWin-Winの関係なのでいい方法だと思いました。
メモ
「やってもらって効果があったと紹介する記事」を作成してもらい、そこにリンクをはってもらえるかどうかは、相手の善意によるところが大きいと思いますが、一報いれておくのはいいかもしれません。
無料のプレスリリースを使う
無料配信できるプレスリリースサイトを使う方法もあります。実際に出しているサイトがあるのを確認しています。
PRERELEでは、会員登録も個人情報も必要なしで、誰でも無料でプレスリリースをだすことができます。
メモ
ただし、ふざけてプレスリリースを出すと多くの人に迷惑がかかるのでやめましょう。
商品レビューを書く
商品レビューを書いて、その記事をサイトに掲載してもらうことでドメインパワーをあげる方法もあります。
やってみた・やってくれた相互リンクに似ている方法です。
また、SWELLで綺麗なデザインをまとめているサイトなどがあるので、自信がある人は掲載依頼してもいいかもしれません。
ドメインパワーアップのための施策とやってみたこと
実際にドメインパワーをアップさせるためにやったことを紹介します。
2021年6月のブログ運用実績では、いろいろ試した結果「4.7」にでしたが、10月中旬のチェックでは「9.4」に上がっています。
ドメインパワーの月中チェック
「9.4」ちょっと上がってる😍#パワーランクチェックツール pic.twitter.com/wFnhBdb4CL
— 仮想つながり💊ブログも投資もコツコツ努力 (@icobitcoinxem) October 15, 2021
キーワードによるかもしれませんが、2日程度で検索順位がつくようになっています(2021年10月時点)。
ドメインパワーが24.9になりました(2023年3月時点)。
実際にやってみたこと
以下、実際に試したことを紹介しておきます。
ドメインパワーを上げるのに試したこと
- ブログ村登録
- dtn登録
- 人気ブログランキング登録
- パワーランクランキング登録
- Lit.Link登録
- Blog Map登録
- ペライチ登録
- はてなブックマーク
- お問い合わせ追加
- プライバシーポリシー追加
- リンクフリー文言追加
- 定期的な記事更新
ブログ村登録
「ブログ村ランキングからのリンク」は、URL変換後にリンクがきているようなのでSEO効果はなさそうですが、「ブログ村のプロフィールページ」のリンクはdofollowになっているので効果がありそうです。
dtn登録
「dtn登録」は、6月のブログ運用実績時点ではサイトの掲載を確認できませんでした。
人気ブログランキング登録
「人気ブログランキング登録」は、ブログ村と同じく、ブログ更新を通知するためのサイトです。
プログラムで飛ばしているのでdofollowなのかわからないのですが、誘導に使えます。
パワーランクランキング登録
「パワーランクランキング」は、「アクセスSEO対策ツールズのサービス」の一つです。dofollowがもらえます!
Lit.Link登録
「Lit.Link」は、Twitterのプロフィールにのせて、そこから各ブログに誘導しています。Lit.Linkからはdofollowになっています。
Blog Map登録
「Blog Map」に登録しました。自分のブログやおすすめページ3つのURLを登録でき、dofollowになっています。
バイアスかもしれませんが、効果があったかもしれないと思えるのが「はてなブックマーク」、「お問い合わせ追加」、「プライバシーポリシー追加」です。
お問い合わせなども、サイトの信頼性をあげることができるのでそれによってドメインパワーが多少あがったのではないかと思います。
ペライチ登録
「ペライチ」に登録しました。リンクはdofollowになっています。
誘導のためのサイトに利用できますが、このページからのアクセスを増やさないとあまり効果はない気がします。
リンクフリー文言追加
「リンクフリー文言追加」は文言なので直接関係ありませんが、間接的な効果があるかもしれないので追加しています。
定期的な記事更新
「定期的な記事更新」にも気を付けています。複数の記事を1日で書き上げても、一つは当日、もう一つは翌日投稿するようにしています。
noteからリンク
「noteからリンク」もやっていたのですが、リンクのrel属性がnofollowになっていたので効果はないと思います。
いろいろやってみた感想
上記のようにいろいろ試してみましたが、ブログ村などのブログ更新通知のためのサイトはそこそこ効果がある気がします。
また、定期的なブログの更新は、誰かから被リンクをもらうきっかけにもなるので重要だと思います。
一方、ペライチ、lit.linkなどの誘導のためのサイトは、効果がほとんどない気がしました。あくまで誘導に使う感じです。
個人で高いドメインパワーは可能?
個人サイトでも、パワーランクチェックツールで計測した時に40くらいのドメインパワーにすることは可能だと思います。
ただし、その場合は、作業で被リンクを作るのではなく、質の高い被リンクが必要です。
自分からリンク依頼を行ったり、被リンク依頼がきた時に受けたり、自然な被リンクを増やすことが重要だと思います。
なお、高いドメインパワーを持っている個人サイトをみると簡単にできそうな気がしてしまいますが、ドメインを購入している可能性もあるので、簡単にできると思わない方がいいです。
Wayback Machineというサイトで、ドメイン履歴を確認でき、異常に古いドメインの場合は、高いドメインパワーのドメインを購入している可能性があります。
パワーランクチェックツールからもWayback Machineの履歴確認が可能です。
【まとめ】ドメインパワーを上げる方法
ドメインパワーを上げるには下記の方法があります。
- 良質な記事を定期的に複数投稿する
- ドメインパワーが強いサイトから被リンクをはってもらう
基本的には、良質な記事を定期的に複数投稿して、自然に被リンクをはってもらえるようになる方がいいのですが時間がかかります。
無理をしない程度で、SNSなどで知り合った人に、Win-Winの関係を構築する相互リンクをお願いするのはいいと思います。
ただし、ドメインパワーを上げることにこだわりすぎる必要はないです。ユーザーを意識して記事を書くことを忘れないようにしましょう。
メモ
ちなみに、ドメインパワーが40くらいあれば、1~2時間でインデックスされて順位がつきます。