子テーマを作成する時に必要なコードを最小限にとどめ、必要なコードだけ記述して作成します。
実際に必要な部分はほとんどないので、どんなテーマでも親テーマの更新による大幅な変更などに対応できます。
子テーマを作る時に必要なファイルは2つ。親フォルダ名+childのフォルダを作成して、下記の2つのファイルをフォルダの中に入れます。
・functions.php
・style.css
functions.php、style.cssのどちらかが欠けても「外観」から子テーマを選択できないので、必ず両方必要になります。
functions.phpの中身
子テーマフォルダに入れるfunctions.phpに必要なのは、スタイルシートの読み込みです。親テーマのスタイルシートを読み込ませることで、子テーマでもスタイルがきいた状態を作成できます。
<?php function themes_child_enqueue_parent_style() { // parent stylesheet wp_enqueue_style('parent-style', get_template_directory_uri().'/style.css'); } add_action('wp_enqueue_scripts', 'themes_child_enqueue_parent_style');
style.cssの中身
子テーマフォルダに入れるstyle.cssに必要なのはコメントアウトも含めて4行です。
「Theme Name」は、外観でテーマ名として利用されます。分かりやすいようにchildとつけるとよいです。
「Template」は、このテンプレートがどれに依存するかを表します。ここに記載する内容は、親テーマの「style.css」の中の「Text Domain」の部分と同じ内容です。
※このサンプルでは、mysocialというテーマを親テーマとして利用しています。
/* Theme Name: mysocial child Template: mysocial */
子テーマの効果
子テーマを作成することで、親テーマフォルダを子テーマフォルダでオーバーライドする感じになります。
子テーマフォルダ内にあるファイルのみオーバーライドされるので、その他のファイルは親テーマフォルダにあるファイルが利用されます。
基本的には、親テーマフォルダ内にフォルダ階層がある場合、子テーマフォルダでも同じフォルダ階層を作成するとファイルが繁栄されます。
※反映されないこともある。
親テーマに更新がかかっても子テーマのまま利用できるため、大きな崩れがないのがメリットです。