疑問
「リードコピーは必要なの?私は読み飛ばすことが多いけど。」
おそらく、多くの人が上記のような疑問を、リードコピー(序文)に持っていると思います。中には「リードコピーが必要という人の気持ちが分からない」という人もいますよね。
しかし、リードコピーを不要と思っているなら要注意です。
この記事では、その理由を説明します。
リードコピーを不要と思ってしまうワケ
「私は読み飛ばす」という言葉から分かる通り、リードコピーいらない派の人は、視点が「自分」になっています。
自分が投稿した記事を読むのは、自分ではなく「他の人」です。
読む人の視点に立って考えると、リードコピーの必要性が分かります。
リードコピーが必要な場面
リードコピーが必要になるのは、その人の「悩み」があいまいな時です。
リードコピーを使って「悩み(ウォンツ・ニーズ)を明文化し、共感して寄り添う」ことができれば、本文まで読み進めてもらえる確率が一気に上がります。
特に、Buyクエリで「迷っている人」にアクションさせるために有効です。
メモ
Buyクエリとは、「商品やサービスなどを購入したい時」に使うキーワード検索のこと。
また、読者が、今まで触れたことのないジャンルやテーマの記事を読む時にも、リードコピーが役立ちます。
例えば、読者が「深海魚」に興味を持って、初めて記事を読もうとした時に、リードコピーで内容を説明すれば、ユーザーが理解しやすくなります。
目次だけで十分?
理解のしやすさであれば、「目次」だけで十分と思うかもしれません。
しかし、目次だけではユーザーの悩みに「共感して寄り添う」のは不可能です。
例えば、友達に悩みを相談した時に、解決方法をリストで見せられたらどうでしょうか?それよりも、「そうだったの?じゃあ、こういう方法はどう?」というように、共感してから解決方法を提案された方が受け入れやすいですよね。
相手の気持ちをきいて、共感するなら、箇条書きよりも文章の方が優れています。
自分の視点で判断しないように注意する
リードコピーがいらないと思ってしまう背景には「自分の視点で判断してしまう」ということがあります。
記事を書く時に、どうすればこれを防げるかを紹介します。
自分視点を防ぐ方法
自分視点を防ぐのに使えるのが「ターゲティング」や「ペルソナ」です。
これらを使って「他の人の考えや行動を吸収し、その人になりきって考える(他人視点)」ことができれば、他人の視点で物事を判断できます。
ターゲティングなどを使わない場合は、無意識のうちに「自分の行動を元に、他の人の行動を予測する」ということをやってしまいます。これでは「自分視点」と変わらない注意しましょう。
リードコピーが不要な場面
とはいえ、リードコピーがそれほど必要ではない場面もあります。
リードコピーが不要な場面
リードコピーがいらなくなるのは、「悩み」が明確な時です。
例えば、「飛行機の飛び方」を知りたい人に対して、リードコピーで明文化する悩みはありません。この場合は、簡単な概要説明で十分です。
特にKnowクエリでは、この傾向が強くなります。
メモ
Knowクエリとは、「ある事柄について知りたい時」に使うキーワード検索のこと。
また、メタタグ(titleタグ、descriptionラグ)に、適切なキーワードを埋め込んでいれば、検索結果で自分の悩みを解決できるかどうかの検討がつくため、読み飛ばされることも多くなります。
このように、悩みが明確な時や回答予測ができている場合は、リードコピーそれほど重要ではありません。
まとめ:誰に向けて記事を書くかが重要
以上をまとめると、「悩みが明確になっていない人に向けて記事を書く時はリードコピーが重要!」ということです。
自分の行動から他人の行動を予想するのではなく、他人視点になることで、リードコピーが重要かどうかが分かります。他人視点になる時に、ターゲティングやペルソナを使うと効果的です。
これで「ターゲットを決める意味」と「リードコピーの必要性」がつながったと思います。
ターゲットをしぼって、それを必要としている人に、響くリードコピーが書ければ大成功です!