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【GA4】探索を使って特定ページのPVの増減を月ごとに集計する方法

2022年7月29日

特定ページのPVの増減をしりたい。PVの増減を月ごとに集計したい。

収益に関わるCTAページやピラーページなど、PV(ページビュー)を月ごとに集計して、増減を把握できれば、リライト時期の目安が付けられます。

GA4では「レポート」>「エンゲージメント」>「ページとスクリーン」で全体PVを確認できますが、特定ページに絞り込むのが面倒です。

この記事ではGA4(Googleアナリティクス4)の「探索」を使って、特定ページのPVの増減を月ごとに集計する方法を解説します。

この記事で分かること

  • 特定ページのPVを「探索」を使って確認する時の注意点
  • 「探索」を使ってPVを確認する方法

探索を使って集計する時の注意点

先に、注意点を紹介しておきます。

「探索」では、1レポートに設定できる「セグメント」に上限があります。

そのため、PVチェックしたいページが多ければ、レポートを複数作成してセグメントを分ける必要があります。

レポート表示のタブ(自由形式1と書かれているところ)は増やせるので、異なる4個項目の比較は、複数作成可能です。

項目上限数
「セグメント」10
「セグメントの比較」4

以下から実際の設定方法を解説していきます。

特定ページのPVを取得するためのGA4の設定方法

特定ページのPVを月別集計するためには、下記の3つの変数を使います。

変数変数の内容
セグメントセグメントを使って「特定ページ」を抽出する
ディメンションディメンションを使って「月別集計」を可能にする
指標指標を使って「PV(ページビュー)」を表示する

1)新しいレポートを作成する

GA4の探索で「空白」を使って新しいレポートを作成します。

2)セグメントで「特定ページ」を抽出する

下記の手順で「特定ページ」をセグメントとして作成します。

「セグメント」>「+」をクリック

セグメント画面が表示されたら、右上の「新しいセグメントを作成」>「イベント セグメント」をクリックして、セグメント設定画面で「新しい条件を追加」をクリック。

次に「イベントセグメント」で「ページパスとスクリーンクラス」または「ランディング ページ + クエリ文字列」を選択します。

違いは下記のとおりです。

イベントセグメントレポート種別詳細
ページパスとスクリーンクラスイベントページが何回見られたかを確認したい場合に利用する(ページビューを確認したい場合はこちらを選択)
ランディング ページ + クエリ文字列セッションウェブサイトでユーザーが最初にアクセスしたページを確認する場合に利用する

ここから以下の作業は、ページパス、ランディングページのどちらを選択しても同じ手順です。

「フィルタを追加」からフィルタを追加します。

一覧から「条件(含むや完全一致など)」を選択、URLを入力して、目的のURLを選択して適用をクリック。

URLはドメインは不要で、URLの一部を入力すれば表示されます。

「無題のセグメント」と書かれている場所に任意のタイトルをつけて「保存して適用」をクリック。

3)ディメンションで「月別集計」にする

月ごとのPVを集計するためにディメンションで「月」をインポートします。

「ディメンション」>「+」をクリック。

ディメンション検索で「月」と検索して、表示された項目「月」にチェックを入れて「インポート」をクリック。

月は、計測する期間によって重複するので、「年」もインポートしておくと便利です。

4)指標で「PV(ページビュー)」を表示する

PVを表示するために「表示回数」をインポートします。

「指標」>「+」をクリック

指標検索で「表示回数」と入力して、表示された項目「表示回数」にチェックを入れて「インポート」をクリック。

GA4ではPV(ページビュー)は「表示回数」になっています。
「表示回数」は同じ人が同じページを複数回閲覧しても全て「表示回数」として加算されます。

5)データをグラフに表示する

作成した変数をドラッグ&ドロップして「タブの設定」に設定します。

データを表示するための設定

  • 変数の日付の範囲を確認したい範囲に設定する
  • タブの設定の手法は「自由形式」を選択する
  • 変数の「セグメント」をタブの設定の「セグメントの比較」にドラッグ&ドロップする
  • 変数の「ディメンション(月)」をタブの設定の「行」にドラッグ&ドロップする
  • 変数の「指標(表示回数)」をタブの設定の「値」にドラッグ&ドロップする
  • タブの設定のセルタイプは「書式なし」にする

これで表(グラフ)が作成できます。

探索で使うデータは最初は2か月しか利用できないので、「管理」>「プロパティ」>「データ設定」>「データ保持」にある「イベントデータの保持」で14か月に変更しておきましょう。

5-1)タブの設定「行」の補足設定

「行」の設定では、デフォルトで表示する行数が「10」になっています。表示されない月がでてきたら、25以上に変更して表示させましょう。

「年」を追加した時は、「ネストされた行」を「Yes」にしましょう。これを設定すると、同じ年の繰り返しが一つになって、年代が見やすくなります。

例)4つの特定ページを月ごとに編集した例

実際に、上記の方法で4つの特定ページのセグメント変数を作成し、月ごとに集計すると下記のようになります。

【まとめ】特定ページのPVを月別集計する方法

GA4では「レポート」で各ページのPV(ページビュー)を見るよりも「探索」を使って集計した方が分かりやすいです。

セグメントで特定ページを指定すれば、「特定ページのページビューを月別に集計」できます。

ページビューの場合は、「イベント セグメント」で「ページパスとスクリーンクラス」を指定してください。

「ランディング ページ + クエリ文字列」は「セッション」なので、基本的に表示回数は減ります。

なお、1レポートで表示できるセグメントには上限があるので、チェックしたいページが多いとその分レポートを増やす必要があります。

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