Rank Tracker(ランクトラッカー)のSERP分析には「InLink Rank」という項目があります。
「InLink Rank」がどういう意味なのか、何を表しているのかを紹介します。
Rank Tracker(ランクトラッカー)のInLink Rankとは
Rank Tracker(ランクトラッカー)の「InLink Rank」は、ページやドメインが持っているランキングパワーを表しています。
Google PageRankに基づいたモデル
「InLink Rank」は、Googleが公開していた「Google PageRank」に基づいて計算している指標で、被リンク(外部リンク)の量と質を数値化したものです。
現在は公開停止されていますが「Google PageRank」では、ページへのリンクの数と品質を評価し、ランキングパワーとして数値化していました。
リンク元のページのページランクが高いほど、そのリンクの価値も高くなり、そういうサイトからのリンクが多いほど、ページランクが高くなる仕組みです。
「InLink Rank」には、この機能にスパムリンクネットワークを検出する仕組みを追加しており、スパムサイトからの被リンクがあると「InLink Rank」の数値が下がるようになっています。
「InLink Rank」の見方
「InLink Rank」には、ページとドメインの二つがあります。
ページ InLink Rank | 「個別ページ」への被リンク数と質を数値化した指標 ※数値が大きい方がよい |
ドメイン InLink Rank | 「ドメイン」への被リンク数と質を数値化した指標 ※数値が大きい方がよい |
「InLink Rank」の数値が大きい場合
SERP分析結果で「InLink Rank」の数値が大きい記事が上位に存在する場合は、ランキングパワーが強い競合がランクインしているため、それらのサイトを抜かして検索上位を目指すのは難しいと言えます。
それらの中にランクインしようとすると、SEO対策に膨大な時間と労力がかかるので、キーワードを変更した方がいいかもしれません。
「InLink Rank」の数値が小さい場合
SERP分析結果で「InLink Rank」の数値が小さい記事が上位に存在する場合は、ランキングパワーが弱いサイトしかいないので、、上位を狙いやすくなります。
記事構成や記事ボリューム(文字数)を意識して質の高い記事を作成すれば、検索上位にランクインできる可能性が高いです。
「ページ強度(Page Strength)」との違い
「InLink Rank」と似ている指標に「ページ強度(Page Strength)」があります。
「ページ強度」はキーワード難易度を使ってページ強さを数値化したものです。
「キーワード難易度」は、特定のキーワードを使って検索上位を狙うのがどのくらい難しいかを表しており、数値が大きいほど、検索上位を狙うのが難しくなります。
キーワード難易度を使っている「ページ強度」も、数値が高いほど質の高い記事ということになり、それらが並んでいる検索上位にランクインするのは難しいです。